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各論(7)その他の投影法(投影査定心理学特論第12回)

背景理論を突っ込んで勉強しなければならないと思う。

 

伊藤宗親。投影法の幾つかを。ソンディ・テスト。MAPS。カラーピラミッドテスト。3つ。理論的背景や実施法や結果。
ソンディ・テスト。ハンガリー出身のスイスで活躍したソンディが。実験衝動診断法。訳語について。衝動。独逸語でトリープ。フロイトの論文を訳す際には本能などと様々に訳す。ドイツ語のトリープは生物学の。実験欲動診断法?実験本能診断法?テストの元々の意味を考えれば日本語の訳にこだわらず。トリープを。文明分析を証明するための一種の方法論。独立した地位を。経験からではないので。本来は投影法に含まれない?大塚喜孝先生の著書で。選択のテスト。反応の自由度を保障しない。反応の自由度は?無意識的選択。両者の選択が個人の運命を規定。個人的エピソードから医師として患者を診断。子供に毒を飲ませてしまうと女性が。強迫観念。付き添っていた夫が私の母ですと。同じような女性を配偶者として。父の経験を繰り返す。同じ運命を。他にも似たようなエピソードから。人は何かを選択するには偶然以上の。それが運命。遺伝や知的環境などで定まる。運命の礎としての祖先や家族を重視。フロイトとユングの間にある家族的無意識。強制運命に与する。無意識の衝動言語としてフロイトを。選択言語として。メランコリーの症例につき各派のアプローチ。実際の学派はそれほど単純ではないが。フロイトの精神分析学。メランコリーは今のうつ病に近い。ユングの分析心理学。現存在分析。ソンディの文明分析。症状という欄を横に。遺伝子が。思考方向。可能性。遺伝子のみでは決定論的思考になるはず。過去から引き継いだものについて実存的可能性を考える。家族そのものを考えながら過去ではなく未来へ。可能性を求める。運命分析においては選択が強調。衝動性質として衝動の遺伝子。これを明らかにするソンディ・テスト。衝動を遺伝子による2種類の衝動欲求。テストでは衝動因子と扱われる。対応する衝動傾向と衝動ベクター。結果から詳細に読み取り解釈を。Sベクター、性衝動。持続発展に。母性的欲求などから。同性愛などとも。発作感情衝動、Tベクター。自我衝動。人間的現実吟味に。接触衝動。探求や依存に関わる。それぞれの因子はプラスとマイナスの。その方法は独自だが非凡さが。8種類の衝動因子を持つ疾患を。複数の精神疾患。前提となる理論の理解を。安易な実施は避けるべき。実施法。刺激図版を用いる。顔写真が。計48枚。各衝動因子が割り当てられる。カードを選択。2つのプロセス。8枚の中から好きなカードと嫌いなものを2枚ずつ。計6組目まで繰り返す。1回めで選択されなかった4枚のカードを1列に並べ嫌いなカードを2枚。6組目まで。1回目とは全景プロフィールと。2回目は実験補償プロフィールと。10回法もある。傾向緊張表。衝動プロフィール。記録用紙に。衝動プロフィールを元に理論的補償度などのスコアリングを。各因子においてプラスマイナスを。理論的補償像を自動的に。衝動因子や衝動傾向やベクター反応などをして解釈を。
MAPS。絵物語を作る。TAPに触発されて技法として。原理は同じ。白紙を含む22の背景図版と、人間や蛇など。背景と人物像を組み合わせて物語を自由に語ってもらう。使用される人物像と動物像。実際には個別にも使える。背景に重ねてシーンを作る。記録用紙には何処に何が配置されたかを、記号により記録。予め記号が割り振られる。それぞれ選択できるので背景に対し自由に。よりダイナミックなストーリーを。より自由度が高い。実施法。検査者と被験者の位置関係。やや斜め後方に。背景図版の上に重ねて人物像や動物像を。背景図版を垂直に立てる方法も。アタッシュケースを開いたように。簡便な舞台なしの2次元にするのが通常。表現が豊かに。治療的に用いる場合には3次元に。背景にはまず庭を。診察室や浴室などが順番に提示される。必要に応じ追加を。検査者がお手本を示した後、全ての人物像と動物像を。必要があれば尋ねる。教示を。配置により解釈をする。あなたなりの物語で。展開も話してもらう。手に取る時間を計測する。背景場面提示後からの。幾つかの画像を載せて。街路などを提示する。背景画像を変えながら進める。白紙を提示して背景を想像して物語を。物語作成の。全般を含めて漏らさず記憶する。動きが見られればそれも書く。行動観察も。女性の人物像で迷った、歌を歌ったなど。原則として質問はしないが、促進的な応答はすることがある。被検査者がつけるタイトルが解釈の参考に。終われば結果を検討。数量化はしない。自我心理学に基づき。理解の方法に自由度が。行動の形式面。物語の整合性など。現実感覚との差異も。ありえない位置関係。分かった上であえて作成したか気が付かなかったか。発話構造についてはTATが。心理劇。対人関係の葛藤が表現される。自発性という観点から解釈をするのも重要。社会的役割。好意的側面。登場人物がしたいけど出来ない、ジレンマや葛藤。解釈の水準。作られた物語が。物語の全体か一部に焦点化されているか。
カラーピラミッドテスト。51年。ハイスは美しいピラミッドを作るのに加え醜いピラミッドを。更に改変して現在に。色彩とパーソナリティの関係性は曖昧だったが、目的が変更され。色彩刺激。自我構造との関連。色彩と感情との関係の一覧。随分と差がある。64年に英語による手引書が。標準データも。世界的に普及していく。使用するカラーチップは正方形で24色からなるもの。実施法。カラーチップとピラミッド台紙を使い3つのピラミッドを。好きなものと嫌いなもの。好きな色ではない。自由度が高く制限時間もない。しかし作成は連続的に。色彩を用いるという性質上、色盲や光源の種類に気をつける。理想的には日光に近い。好きなピラミッドと嫌いなプラミッドについて。色彩症候群。因子としてまとめられそうな3色の。赤緑青などの4種類。選ばれなかった色彩の数なども。1回色についてもカウント。色彩優位型か構造優位型か中間型か。単色絨毯など。対称性が認められたり。内部に三角形が。マント型。階段型もある。非対称力動構造。様々なカテゴリーに。実はあるパターンが隠されているので慎重に。点数に従い型において配点を与え得点化。形態水準。形態変動性。それらを吟味した尺度得点を。使用された色も行動性などを。好きなピラミッドか嫌いなピラミッドかで解釈が異なる。positiveかNegativeか。双方における赤の使用についてなど。青は内向性などを。他の色彩についても解釈仮説が。使われ方の差異に着目して慎重に。色彩選択の幅を見る。固執性や未分化性なども。構造的解釈として型を。パーソナリティの未成熟、病理の存在の可能性。パーソナリティの柔軟性や積極性を。
いずれの検査も今は頻繁に用いられていない。しかし背景理論や方法論を学ぶことは他の技法にも参考になる。

 

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