疾病発生や加齢の機序は勉強しておかなければと感じる。健康情報は多いが信憑性を疑うべきものも多いので。
河合祥雄。高齢者は手厚く保護。65歳以上が10年には世界最高に。60年には世界最高の高齢化率を。日本の高齢化は速度が極めて速い。少子高齢化は枕詞に。以前は老人の割合が低い国だった。しかし不断の努力によるものであり自然現象ではない。戦争がないことと経済状態などが。
加齢と老化。アンチエイジングと誤って訳される。抗加齢。加齢は時間の経過を指す。加齢に伴う身体の機能の低下を意味する老化とは違う。加齢は時間の流れ。老化は生理的なもの。それぞれ年齢などで。加齢は遅らせることができない。生殖年齢の問題はあるが。技術的機能の低下。生活習慣や病気などでも。一過性の疾病などの変化はもとに戻せる場合もあるが。肺活量などの生理機能は30歳ころから低下。寿命。寿ぐ言葉。余命。0才児の余命が寿命。平均余命は期待値。10年に至り伸長する。高齢化先進国。スウェーデンやアメリカ。百寿者。10年には5万人を越える。10年ごとに4倍に。超百寿者も急増。老年病は何故起きるか。厳密には老化を病的現象とみなすか?生理的と病的に分けられる?現在のように平均寿命が高いと特に疾病がなくても一緒に見ると衰えが明らかな人も。老年病の発症には多くの因子が。心臓疾患や脳血管障害などの最大の因子は加齢。スポーツを日常的にしている人と一般人の加齢変化を比較。最大酸素摂取量の加齢による低下は一般人の方が速いがエリートにも確実に起こる。加齢による低下は避けられない。老化の機序を説明。遺伝因子説。必然的な。遺伝子レベルで決定。環境因子。フリーラジカルなどの老廃物が蓄積する。2つの過程が互いに関連して。遺伝子が老化に。遺伝的に発症が規定される遺伝的早老症。早老症では20歳前後から早期の動脈硬化症も。塩基対は03年に判明。副作用発現に。遺伝病。狭義の遺伝病。染色体遺伝病。ウェルナー症候群など。脳血管障害。骨粗鬆症など殆どの疾病は多数の。環境因子と加齢の影響で。高血圧患者は日本で4千万人。高血圧症の9割は本態性高血圧症。発症には遺伝因子と環境因子が。機序についてはフリーラジカル説やDNA損傷説、ミトコンドリア説など。3大死因。合計で3分の2近くに。癌で亡くなる人も多い。死亡の原因は多様化。3大死因が撲滅されてもさほど。最長には122歳。30歳以上の伸びる可能性も。老化を抑制。抗酸化サプリメント。活性酸素を減らす。活性酸素障害の防御規制。抗酸化物質。抗酸化酵素など。老化の制御を。ビタミンCビタミンCカテキンポリフェノールなど。抗老化作用が確認されたものは殆どない。メタ解析。一番確実性が高い。死亡リスクが高まることも。カロリー制限。ラットだと寿命が伸びる。一般に動物だと40%伸びる。DNA障害が低減。人については延命効果は殆ど期待できない。透過度。カロリー制限群では同程度に。筋肉量が低下して。筋肉は余ったブドウ糖を。空腹時の血糖値は低いが。糖処理が悪い。筋萎縮や骨粗鬆症が起きる。少なくとも中年男性には運動は体に良い。身体活動。運動習慣のある人は加齢と関連ある疾患にかかりづらい。メンタルヘルスも。高齢者でも歩行などは寝たきりを予防する効果が。寿命の延長では中高年の運動習慣が大きい。過度な活性酸素を起こさない。運動ホルミシス。
高齢者の総合体力。体力低下の原因。筋力が低下すれば全身協調性も低下。体力の評価は筋力や柔軟性や持久力などが。歩行テスト、片足立ち、ステップテスト。歩行テストなどでも大まかに分かる。ADL。質問紙に回答。文部科学省の新体力テスト。握力など。障害物歩行。6分間歩行。何メートル歩けるか。総合体力について。健康的な高齢期を。壮年期からの健康づくりを。活発な身体活動。内閣府は平成25年の高齢社会白書で運動スポーツプログラムの啓発を。
ロコモーティブシンドローム。運動器疾患。従来の延長線上では解決がつかない。日本独自の疾患概念。要介護のリスクが高い。ロコモーションは歩行移動を意味。提唱者によれば骨粗鬆症、関節軟骨などの変形。筋肉神経系のサルコペニア。骨折や疼痛、筋力低下やバランス低下により生活障害が。要介護に。ロコモテスト。移動能力を確認。ロコトレ。ロコモチャレンジ。テスト内容やトレーニング内容がエビデンスの上かは明らかではない。片足立ちで靴下が履けないなど。自宅のやや重い仕事が困難など。テストは危険度を評価。将来の可能性を。歩幅判定方法。歩行能力を。ロコモ25。トレーニング方法。安全性や指導法の言及は多くない。歳を重ねると。神経が取り除かれると強い筋萎縮が。30歳を過ぎると筋繊維の減少率が増加する。加齢性筋肉減弱症。筋力の経年変化。握力。膝の伸展力。上腕筋力。横断面積も若い頃の半分以下に。二次性の廃用性症候群。平均年齢が90歳の高齢者を。運動とサプリメントの影響。運動機能に30%を越える改善。サプリメントだけを取っていた群では運動機能の効果はない。運動に依ってのみ筋力が増加。加齢の要素は少ない。筋力増強運動の位置づけ。ダンベル体操の普及で見直される。筋トレ。マシントレーニングの違いの意識は?トレーニングには過負荷の原則が。病態による重点部位が。画一化されていては問題が。適した運動を処方し指導することが基本。運動器症候群を対象とする運動は明らかに別。筋肉増強運動。アスリートの流用ではなく。筋収縮は個々の運動を行うための。筋力はトルク、モーメントとして。最大筋力の2割3割で良い。動作を行う意識を。患者一人一人に対する。パフォーマンスとの関連。運動療法処方を。生活や人生の充実のために。
スポーツ・健康医科学〔改訂版〕: 「フェア・プレイ」はどこからきたか? (放送大学大学院教材)
- 作者:河合 祥雄
- 出版社/メーカー: 放送大学教育振興会
- 発売日: 2019/03/20
- メディア: 単行本