たまたま楽観主義が蔓延したので戦争を起こしカタストロフィcatastropheに至ることも歴史的にはよくある話である。例えば1941年の日本。中国問題でアメリカ側と関係が拗れて、石油禁輸などの経済制裁がエスカレートescalateした。1941年に日本で総力戦研究所が設置され、日米戦争のシミュレーションsimulationでは日本の敗北という結果が得られた。ところが当時の日本の中枢は、精神力があればなんとかなる、との判断が先に立ち対米戦争を起こすに至る。楽観主義だけでは国際政治に太刀打ちは出来ない。
なおこれについては猪瀬直樹氏の著作がある。