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🏫✨家庭と学校、いじめをSTOPする連携🤝 生徒指導と教育相談第5回(その7) #放送大学講義録

学校と家庭の連携が大事だが難しい面も。

 

-----講義録始め------

 

いじめの対応について、いじめ防止対策推進法では学校から行うべき措置として、いじめの事実確認、被害者やその保護者に対する支援、加害者やその保護者に対する指導や助言、犯罪行為として取り扱うべき時の連携、そして出席停止などを指摘している。学校ではこれらの取り組みをどのように実施するのかの確認が必要で、中でも被害者やその保護者への支援と加害者への指導は特に重要である。いじめの問題では、学校と家庭の連携が非常に大切で、双方で異なる対応がされると子供の行動が変わらないことがある。

保護者としては、自身の子供が被害者であれば学校や教師を非難したり、加害者であれば子供を庇ったりすることがある。このような対立の構図は加害者、被害者、学校の間でよく見られる。しかし、保護者の動揺や焦りは子供のために事態を改善したいという気持ちからくることが多い。そのため、学校と保護者は冷静に情報を共有し、子供のための最善の対策を話し合うことが重要である。その際、いじめに関わる子供たちのプライバシーを保護することも大切だ。

具体的には、学校はどのようにいじめに対応しているのか、その行動計画を保護者に伝える必要がある。同様に、家庭でどのような指導ができるのかを学校との間で共有し合うことが求められる。子供たちの反応や行動の変化を確認することで、学校と保護者の信頼関係を維持し、適切な対応を取ることが可能になる。最終的には、学校と家庭の大人たちが子供を見守り、子供たちに安心できる環境を提供することが最も重要であると言える。