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研究における倫理的配慮(ヘルスリサーチの方法論第12回)(1)#放送大学講義録

ヘルスリサーチにしても人権からは逃れられない。

 

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-----講義録始め-----

 

ヘルスリサーチと研究倫理: ヘルスリサーチは直接人を対象とするため、研究に関わる個人の自覚が非常に重要です。研究倫理には、法律や学会の綱領などに基づいた指針が存在し、これらを遵守することが求められます。さらに、倫理的な判断を支援するために、審議機関や倫理委員会が設置されています。

尊厳と人権の重視: ヘルスリサーチにおいては、人の尊厳と人権を重視することが基本です。人が人に関わる研究であるため、各個人のかけがえのなさと人間としての尊厳を尊重することが不可欠です。また、人権には自由権や社会権が含まれ、共同体が個人を支える役割を担っています。これらの価値は、人類全体によって広く共有されていると考えられています。

これらの原則は、ヘルスリサーチにおいて人を対象とする際に、倫理的な観点から非常に重要な役割を果たしています。研究の各段階において、これらの原則を遵守することが、研究者には求められています。