文化による価値観の違いは様々な実証研究が為されている模様。印象論で論じるのは控えた方が良いかもしれない。
花光里香。根橋玲子。異文化と価値観。会話の原則と挨拶言葉。文化の価値観が反映されている。挨拶自体も文化で大切なもの。日常生活で文化を感じることは沢山。中国語の「ご飯食べましたか」。韓国語にも。相手を気遣う。一緒に食べようという流れにも。韓国では食事は大切な場。一緒に食卓を囲む。1人で食事をする人は少ない。一人焼肉はあり得ないものだった。最近は増えてきているが。人間関係の在り方が変わっている?競争社会であり儒教的上下関係。煩わしい人間関係を離れて。競争社会。文化の次元。50カ国以上での大規模調査。働くことについて。権力が不平等に分布。権力格差。日本より大きい。他の人達に加わらないで1人で食事を。集団主義から個人主義へ。13年の個人主義指標。日本より集団主義が強い。1人で食事をすることが韓国で定着するか、価値観の変化が言語コミュニケーションを変えるか。想像以上に若い世代にも日本の価値観が根付いている?06年のKYという言葉。空気読めない。女子高生の間で。高校生でも状況を察して適切な行動をしないと仲間から浮く。小学生の子供が使っていた。衝撃的。誰かそこには居ない子供をKYと話す。身につけている。大学生も同じことが。授業中に質問は?手を挙げる人は殆ど居ない。Interaction、Discussion重視の割には学生は変わっていない。授業後に個人的に質問をする人が居ることも。目立ちたくない。勇気がいる。仲間と一緒と思いたい。的外れだったら恥ずかしいと。価値を決めるのは自分ではなく他人。他の学生から反感を?謙遜は美徳?試験前に勉強した?勉強してない、というのが期待される答え。完璧、などと言ったら会話が止まる。実際の状況から違っている定型的回答。お子様は優等生で羨ましい。いえいえ宿題が遅くて困っている、いい子ではない、などと。自慢の子、と言えばギクシャクと。身内の悪いところをついつい強調。謙遜文化。エンハラスメント。高める、更に良くする。セルフエンハラスメント文化。アメリカ。I'm proud of my son.誇りに思っている。身内の良いところを。何とか大学に行っている、という車のステッカー。謙遜の美徳。消す、控えめに振る舞う。良いところは言葉に出さない。褒められたときの反応。謙遜しすぎると自信がない人と思われる。個人主義と集団主義の価値観にも関連する。言語コミュニケーションの特徴。調和を保つ。個人主義の文化では持っているものを。集団主義では足りない所が。グラスに半分も水が入っている。半分しか水が入っていない。70点も取れた、個人主義。30点間違えた、集団主義。謙遜して応える。自分視点と他者視点だけではない。自分と自分たちの違い。打ち合わせの場で飲み物を。私もcoffeeで。カフェ・ラテが飲みたくても。そうすると凍りつく。違いが大きいほどそぐわない。2つの他者視点。他の人と同じもの。たいてい一緒に出てくるので打ち合わせを始めやすい。同時に出てくるので。皆が違うものを頼んだ時。準備するほうが大変。他の人に迷惑にならないかを一瞬で考える。日常生活で意識しなくてもそのような行動が身についている。権力格差と個人主義、集団主義。ホフステッド。日本や韓国は男女の役割がはっきりしていて。競争社会。仕事などの成功が重視される社会。北欧の国々では性別役割分業意識が少なくて生活の質を大事にする傾向が。女性らしさ、男性らしさの文化の次元。男性は自己主張が強くて物質的成長を。謙虚で優しく、女性らしさを特徴とする。男性らしい社会の日本、役割分業が。ロハスという言葉が定着。持続可能な。健康と環境に配慮して持続可能な。スローライフ。ゆったり楽しむ。バブル期の反省から日本で。女性も男性も見直して暮らし方や生き甲斐を大事にする。女性らしい社会に。最近の大学生。留学する学生が減っている。経済的な理由もあるが、新しいことへのチャレンジが苦手。内向き傾向。新しい環境で苦労するより、慣れ親しんだところや友達を大事に。一緒に卒業したい。不確実性の回避。リスクを取りに行かない。大企業への就職志望。公務員志望。選択必修の外国語の科目で履修者が少ない科目の授業が多い。時間の問題?新しく来られた先生の?先生に関する情報が無いので、単位が取りにくい?よくわからないことを回避。授業への学生の評価が情報共有されている。逆に、学生の中にもやりたいことをやれる中小企業に就職を。ベンチャー企業で力をつけて転職を狙う学生も増えている。世界一周をする女子学生。学生の指向性の多様化。
クイズ。猿、バナナ、パンダ。仲間はずれは?違うのは?パンダが仲間はずれ?猿と言えばバナナという関係性。バナナが仲間はずれ?動物と植物というカテゴリーに着目して決めるのが西洋的傾向。関係性に着目するのは東洋人が多い。絵の説明。水草が生えていて水槽。魚が泳ぐ。2匹は小さく3匹は大きい。カタツムリとカエルも。見えるものすべてを説明。実際の実験で。映像をアメリカと日本の学生に見せて描写を。ホフステード。アメリカ人は3匹の魚について。周辺情報は触れることが少なく。日本人は背景を説明してから魚を。関係性に着目。文化の次元。考え方の特徴。分析的、長期的には統合的。西洋人は目立つ対象物を分析的に。東洋人は包括的に。ミスレット。木を見る西洋人森を見る東洋人。目立つ対象物と性質、全体と関係性。クイズ。データに基づく。世界に良い影響を与えている国はどこか?スイスや北欧、カナダやオーストラリア。スイスは永世中立国、平和の象徴。北欧は生活の質に。カナダやオーストラリアは多文化共生で。BBCが05年から継続的に。毎回5位以内に入る国。Finland。実は日本。常に上位。17年では3位。日本という発想は無かった。クイズ。自分の国に対する誇りが高い国。アメリカ、中国。世界33カ国中最下位は?日本。09年にEconomistが。1位はオーストラリア、90点前後。日本は56点で最下位。自分の国についての誇り。アメリカは11位で70点。日本文化の傾向を。主観的幸福感に関わる。低いのは肯定的なところが低く、謙遜を重んじる文化的特徴が影響。自分の国の評価にも。日本企業の特徴。KAIZEN。製造業に見られる。欠陥などを無くす。現状に満足せずどこかに問題がないか反省を。現状肯定的な文化ではなく。日本人が誇る職人気質にも。匠の技。工芸品や部品や化学素材。最先端の技術がNASAを支えている。
質問。宗教は?曹洞宗の家系。祖父が亡くなるまで知らなかったが。実家が神社なので神道を身近に。神様に手を合わせていた。儀式にも参加。自然の中には沢山の神々が。ご先祖様に感謝。意識すること無く毎日の生活を形作る。日本人は神道として生まれキリスト教徒として結婚式を上げ死ぬ時に仏教徒に。死んだらお墓に入らないといけないので宗教を決めないといけない。葬式の問題。お宮参りや七五三。お神輿を担ぐ。初詣や縁日。神道とは宗教というより生活習慣の一部。日本人の大抵は仏教徒と応えるが、曖昧な回答から宗教を信じていないとは言えない。特定の宗教はないけれど神の存在は否定しない。宗教観について考えた方が有益。全てのものに命が宿るという考え。片付けが出来ないが。日本人の宗教観。地鎮祭。建物の新築や工事。神様を祀る。敬意を払い使わせてもらう許しを得る。平安を祈る。文化により異なる価値観そのものではなく志向を。共通部分が、普遍性があることを前提。自然との関係。日本人は自然と共存して生きる。地鎮祭は約束。ネイティブ・アメリカンも似た価値観を。私達みんなの土地。契約という概念もなかった。白人に追い出されたけれど。小さい頃は父の実家で。おばが炊きたての御飯を備える。しばらくすると集めて回りお茶漬けにして食べる。供えたものは捨ててはいけない。父から本を跨ぐな踏むな。敬意を表さなければ。アメリカ人が積むのは不自然。長く使ったものには精霊が宿るという考えは日本の各地で。千と千尋の神隠し。八百万の神。違う価値観に出会った時に違いを新鮮に思えるかどうか。
日常生活の中での行動。ホフステッド。ブラックホーン。改めて考える機会を。