F-nameのブログ

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寛大。

私は1988年に京都大学法学部に入学した(つまりは昭和最後の入学者である)。当時は教養部という組織があり、1回生や2回生(関西圏の大学は「学年」と言わない)向けの一般教養科目を担当していた。今からは信じられない話だが、かなり寛大な教官がゴロゴロ居た時代である。ある教授は最初の講義で「単位をあげますから授業に来ないでください」と宣言して本当に単位を貰えた。また別の教授は試験の答案用紙を紙飛行機にして飛ばしてその飛距離で単位を与えるかどうかを決めたという。勿論ちゃんと講義をして真面目に単位認定をした教授も居たけど(やたら厳しい教官も居て私は単位を落としたこともある)。とにかくカオスなところであった。今ではそんなことはないけど。