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総理不出馬と迷宮ラビリンス。

菅義偉総理が今月にある自民党総裁選に出馬しないのが本人の発言から明らかになった。12時過ぎにYahoo!NEWSで知ったのだが驚いている。歴代総理の大半もそうであるが、菅総理も政権を維持しようと様々なことをしてきたと思われる(NEWSにならない話もあるだろう)。不評と言われる二階幹事長に辞任してもらうことも模索されていたが、自民党の有力議員からの反発を招いたと考えられる。

そもそも菅義偉総理のコロナ禍への対応に国民は満足していなかった。ワクチン接種が進んだのは評価出来るが、感染の抑止にはなっていない。そして自身への求心力を高めようとオリンピックを強行開催したけれど、オリンピックについて好感度が増したとしても、それが政権維持には結び付かなかった。最後は八方塞がりになってしまっていた。恐らく岸田氏には勝てないと菅総理も認識せざるを得なかったろう。

9月3日の昼の時点で総裁選や総選挙がどう転がるかは分からなくなった。菅政権下では政権与党がどれほどの議席減で済むかの攻防になったのだろうが、不透明感は高まっている。野党としては現在の総理に続投して貰えればと考えていたとも思える。