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都市と農山村からみる身近な経済第10回 #放送大学講義録

地域振興は相変わらず大きな課題である。日本は大都市圏ばかりではないのだから。

 

都市と農山村からみる身近な経済の第10回 - F-nameのブログ

 

-----講義録始め-----

 

過疎化の要因としては、高度経済成長によって都市部に膨大な労働需要が生まれたことが挙げられます。これに対し、農村部では機械化により過剰労働力が生じ、さらに少子高齢化の進行とともに、農山村コミュニティに多くの課題が生じています。

活性化している地域と、そうでない地域との差は明らかで、これに対処するために集落支援員や地域おこし協力隊などの人々が増加しています。彼らは、地域NPOと協働し、新たな公共の形を創出しています。

農山村コミュニティはソーシャル・キャピタルを持ち、他の集落との橋渡し役を果たしています。それにより、地域社会の課題が解決されることが期待されています。公共サービスの撤退が進む中で、コミュニティ内の相互扶助がますます重要となってきています。