95年の1月2月は震災や試験、親族の死で慌ただしかった。ひと段落して、2階の図書室の前から、ふと通路の奥に入ってみると、学卒助手をしている後輩とバッタリ会った。出会うなり、神様が来たと思った、と語る。かなり悩んでるようだったので、吉田山に誘い色々と話をした。差し当たり大丈夫かなと思っていたら、数週間後に自死したと知らせが。何も出来なかったと後悔する。その頃に親族を亡くしていたので余裕が無かったのも影響したかもしれない。1年後に友人達が集まって、自死の場所に花束を手向け彼について語り合った。大学と離れる理由にはなつたかもしれない。