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感動する脳の仕組み(音楽・情報・脳第3回)

前回に続き脳の反応の話。まだまだ解明されていないことは多いのかもしれない。

 

感覚情報が。情動神経系。美と感動。情報感情感性。
音楽を言葉で定義するのは難しいが、音楽とは人が楽しめる音。絵画や映像、演劇など、あらゆる芸術が。快さや感動を。脳という情動反応。情動神経系。脳幹、視床下部、大脳辺縁系。快感を報酬、報酬系、懲罰系。ドーパミン神経回路。脳幹の中脳にある。側坐核。脳内自己刺激。行動を支配。食欲よりも強力。快感報酬は不快感懲罰よりも行動を支配。視床下部。動物の生存に直結。自律神経系。強い感動を。視床下部は身体と脳とのインターフェイス。食欲性欲睡眠欲を。大脳辺縁系。脳の深い部分を取り囲む。扁桃体。自分にとって有益なのかを感情を作り出すことで判断。情動神経系。感覚情報だけでなくありとあらゆる情報が。音楽とは音情報のみで構成?純粋芸術。脳の機能とは一致しない可能性。物質的基盤。神経細胞とのつなぎ目シナプス。化学反応。報酬系の神経伝達物質としてドーパミンなど。音楽を聴いていい気持ちになる時、ドーパミンなどが合成。内因性快感物質。偽の合鍵。快感を発生された後消去。麻薬や覚醒剤などのドラッグ。報酬系を強制的に興奮。偽の合鍵に。元々身体の中に発生しないので、分解するメカニズムを脳は持っていない。副作用や禁断症状が。感覚情報で作り出す仕組みを。ドーパミンβエンドルフィン。時間的な特性。神経伝達物質とは非常に異なっている。受容体に興奮を伝える。感覚運動型の受容体は、ハマるとゲートが開いて興奮を起こす。作用を終えた神経伝達物質は即座にゲートが閉まり興奮が低下する。ドーパミンやβエンドルフィンの受容体は、複雑な経路を介して伝わり、時間的な遅れが生じる。拡散現象によって受動的に取り除かれる。分子生物学的メカニズム。遅れて興奮し始める。残像のように神経の反応が残る。遅延や残留。芸術情報が脳を活性化させる。
情動神経系の役割。自分の周りの環境が都合が良いか判断する。レーダーの役割。情動によるモデル。快感が最大に、不快感が最小になるようにセット。回路の作動特性をチューニング。起こりうる全ての行動を想定しなくても良い。自然に導かれて自発的な選択が可能。本来の環境に導くレーダー。適応不可能だと環境全体に負の。自滅する方向へと行動が駆り立てられる。生態系のリサイクルのメカニズム。ロスを抑えられる。逆転現象。リストカットなどの自傷行為など。情動神経系の異常がもたらされる。美や感動。モードの問題。自己解体を推し進めるモードか。情動による行動制御。人間の場合、快楽に任せた行為が破滅に陥ることがしばしば。情動理性感性を、階層的行動制御モデル。高等動物の脳機能を階層が為していると考える。脳幹が担う情動。遺伝子によりプリセットされた。殆ど反射的に制御。食欲など。脳幹が発生する欲求を、大脳辺縁系。喜怒哀楽などの感情を生み出す。他の動物に働きかけて有利な状況を。生理的欲求に基づく。広い意味の衝動。狩りや求愛行動。直線的な行動は失敗することも。情動にフィードバックを。理性の働き。多重フィードバック。情動に対抗するものではない。効果としては情動の支援を。理性は情動の補助回路。感性の働き。感性の脳機能。真善美を求める。階層的行動制御モデル。脳幹とモノアミン神経系が構成するシステム。ドーパミン神経回路など。論理性や合理性となるのは。理性の脳機能が表面的目的合理性に目を奪われる。感性の脳機能は違う。
脳機能イメージング。計測しようとすると独特の問題が。考慮しないといけない点。特定の刺激に対する反応が個人により違うという個別性。退屈かどうか。脳の構造と機能の階層性モデルは有効性が高い。個人の経験や思考に依存。最上位。社会の共通性。人間共通の脳機能。音楽の要素がどのくらいの普遍性を持つかに着目する。人類全体に高度な共通性を持つ?同じ社会の中でも個別性が高いのか?高次の情報構造は個人や文化の差が著しい。物理現象としての振動の特性。人間の耳に聞こえない高い周波数の。科学的土俵に乗りやすい。音楽に感動している時の脳活動。脳部位。身震いする感動が。報酬系。脳幹に属する中脳など。報酬系の活性化。イメージングの計測環境がマイナスのバイアスに。元来医療目的なので。計測環境などの制約条件によって脳の反応を生み出すこと自体が難しいことが。電磁ノイズの影響。ポジトロン断層法。放射性同位元素を注入。ジェット機並みの騒音。計測を非常に難しくする。報酬系神経回路にはあらゆるものが。被験者自身が鋭い感性を。報酬系神経回路の活性化を妨げない実験環境。高級リスニングルームのような。開放的な空間。報酬系の活性化を妨げない。脳波データは無線伝送させる。ヘアバンドを装着。自由に歩き回れる。神経回路に特性の時間回路。感覚情報が作動するまでに長い時間が必要。報酬系の時間的遅れを考慮することが必要。典型的な例。可聴域上限を超える音。CDのフォーマットを決定するために音質評価実験が。音質を比較する為には長くても20秒以下の音を、同じ音質か否かを判定させる。快感の指標となる脳波のα波が。報酬系と関係して動く。時間遅れを考慮して高周波成分を含むのと含まないのとを比較する。はっきりとした音質の差が。残像が残り反応が混ざり合ってしまうと解釈出来る。先行研究の落とし穴。極めて慎重な吟味を。

 

音楽・情報・脳 (放送大学大学院教材)

音楽・情報・脳 (放送大学大学院教材)