転倒は医療施設内に限らず起こりがちなので注意を。
飯島佐知子。転倒の発生状況。リスク要因。予防対策。医療施設の中で発生する療養上の世話の事故。転倒転落が一番多い。どれくらい転倒が起こっているかを把握。報告した数を集計。転倒転落の定義には様々。数も違ってしまう。国際統計分類。姿勢を崩して転がり横たわる。本人の意志に反して。足底以外の。
転倒の数。患者の数で割って比較する必要。アメリカの看護協会の調査。3.73パーミル。平成27年の日本の調査。1.11パーミル。地域で居住している高齢者の調査。欧米人の2分の1。転倒が少ない理由。体型や生活の違い。年間24万件の転落があると推定。転倒しても7.3%は重症に繋がる。大腿骨骨折。病院内で骨折した患者はADLに戻るケースは少ない。入院費用も増加させる。イギリス。国全体で19億。転倒後症候群。不安などで転倒リスクを更に高める。介護費用も増える。大腿骨頚部骨折。病院での転倒は患者や家族の不満に、訴訟に至ることも。経済的負担は大きい。転倒予防対策は社会的責務。
転倒の発生状況。ヒヤリハット。看護師が付き添って介助。生活動作中。車椅子からなどの移動介助。ベットからの転落。車椅子の時。診察台。看護師が解除していない場合。排泄行動など自分で。てんかん等の意識消失。介護士が解除している場合の転倒状況。排泄と歩行介助中。看護師1名で解除可能が不適切。不適切な介護手順。物品などを撮ろうとして手を外す。滑りやすい床への。支えきれなかった。看護師が待てずに自力で動こうとして。介護補助者に。トイレに手すりや補助具を。取っ手の着いた安全ベルトを。車椅子からの移動介助。一人でも出来ると。患者に合わせた適切な介助が出来なかった。理学療法士などの協力で訓練。基本的事項も実行を。ベッドを数十度上げて。策を乗り越えて。キャッチアップなどの交換を。ストッパーの確認。ベッドが動く。柵の上げ忘れ。一瞬目を離して。転落事故防止と書いておく。車椅子で待機している時に転落。動き回る患者を観察するため。ADL向上や気分転換。車椅子からずり落ちる。安全ベルトを装着していない。車椅子ごと転倒。前にあるものを。足台を。脳性麻痺の患者。感情の激しい患者を待機させるのは危険。患者自らが降りようとして。はじめての患者には降りるタイミングが分からないので説明を。子供や不安定な患者からは目を離さない。安全ベルトや柵の設置。看護師が解除していない場合。判断力のある患者に排泄行為など。柵の乗り越えやくぐり抜けて。脳血管障害が多い。内臓疾患。夜間の排尿行動を減らす。ポータブルトイレの利用など。排尿時間の一定している患者には計画的に。ベッド周りの環境整備。安定性の良い点滴台。病室や廊下での歩行中の転落。滑りやすいスリッパ。裾の長いパジャマ。パンフレットを作成し安全性を確認。売店で購入出来るように。臥床中に。手術後の高齢者やせん妄状態の患者が。センサーを設置することが多い。衝撃吸収マットの設置。
転倒転落のリスク要因。予測可能な生理的転倒。偶発的な転倒。予測可能な生理的転倒。認知や運動機能に問題が。78%。偶発的な転倒。14%。転倒の予防はアセスメントをして予防対策を。患者の転倒リスク要因。7分類37因子に。精神状態、認知機能に問題。身体機能に問題。バランス機能など。薬剤。排泄困難や失禁。感覚機能の衰え。年齢診断名など。リスクアセスメントTool。転倒リスクアセスメントツール。身体精神的要因や環境。入院時に予測可能な患者要因についてハイリスク患者であるかどうかを。看護師がアセスメントするチェックポイントの標準化。看護師間の情報共有。同じツールで評価することで変化を記録できる。評価した後には予防対策を計画立案して患者教育環境整備適切な介助を。繰り返しアセスメントを。国内外で多数のリスクアセスメントツールが。選ぶには?臨床アウトカムを予測するツールは一定の信頼性と妥当性を。繰り返し検証されている。10の基準。アメリカの看護師向けの。我が国でも複数。統計的に有意である。感度。特異度。ROC直線化面接。他施設で共通して用いられるように。結果を評価しながら。簡便に判断できるように作られている。全てのリスク要因を網羅している訳ではない。記載されていない要因も考慮。疾患の有無や薬剤の内容を。歩行機能やバランス機能の評価を。
転倒転落の予防対策。外国では多数のガイドラインが。共通した26項目。入院時のOrientation。患者家族のリスクレベルや転倒予防対策を説明。ベットから移動する時には不安定なものを支えにして立ち上がらない。ブレーキがかかっているか確認。足底を床に。滑らない履物を。引きずらない丈の物を。立ち上がる時には注意。ナースコールを遠慮なく違う。無理な行動はしない。病室や病棟の内部を案内しながら転倒が多いところを説明。パンフレットやビデオ。病室環境の整備。低床ベッドをもちいる。座位になったりするには高さを調整。ベッドなどはストッパーを使い固定を。周りは常に整理整頓。床が濡れたら拭き取る。履物を探そうとして転落するので一部の明かりをつけたままに。視力を調査し適切なメガネを。ハイリスク患者の場合は。患者家族医療提供者が認識できるように。ブレスレットなど。ベット柵に介助バーを。監視しやすく。ナースコールを鳴らさずに移動することが。赤外線センサーなどのアラームを。定期的に観察。衝撃干渉マット。ヒッププロテクターの着用。大腿骨を中心に衝撃を和らげるパットが入っている。高価で自己負担。抑制をした状態での。重症となる場合もあるので必要最小限に。薬剤の調整。向精神薬などは注意深く観察。夜間排泄時のふらつき。排泄介助。多剤併用は避ける。排泄ケア。ポータブルトイレの利用など。患者のそばから離れない。失神やめまい。ゆっくり姿勢を変える。骨粗鬆症。多面的対策。環境整備だけでなく複数を組み合わせて。
実際に転倒した場面に。応援を。外傷などの有無。バイタルサイン。応急措置をして医師へ。上司や家族に連絡。インシデントレポートを。原因を分析し再発防止策を。
転倒リスク要因。身体状況、精神状態、薬剤、疾患など。転倒対策。リスクに応じた対策を。