F-nameのブログ

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真面目さ。

「竹槍三百万本論」と後世に呼ばれることになった主張が、戦前戦中(今更だが「太平洋戦争」のこと)の日本本土(しかし本土でない地域はどうでも良いのかと非難されるかも)の防衛について為された。調べた限りでは、当初は兵備を揃える金がないなら国民の結束が必要で、それさえ有れば、竹槍300万本でも何とかなる、という趣旨のことを荒木貞夫氏が述べたのが最初らしい。なので竹槍はあくまでオマケの位置しか与えられていない。ところが昭和20年になり本土防衛が問題になり、竹槍さえあれば何とか戦えるのではないか、という論調になってしまった。大真面目に銃後の国民は竹槍訓練をして、一部の軍人も真面目に竹槍で戦えると豪語していた。勿論、竹槍では敵の飛行機は墜とせないし、機関銃で攻撃されると竹槍ではどうしようもない。状況を誤解していては、いくら真面目でも破局に至るしかない。思えばよく「終戦」に持ち込んだものである。でないと読者の大半も産まれなかっただろう。