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その他の債権・債務に関する記帳処理(初級簿記第9回)

随分久しぶりに簿記に触れたような気がする。実は日商簿記検定2級を持っているのだけれど。現実の取引に触れる必要がある。

 

その他の債権債務に関する記帳処理。メインの債権債務は?売掛金と買掛金。受取手形と支払手形。商品売買に用いられる販売活動を記録。売掛金や受取手形という債権が多い。売上債権と呼ぶ。買掛金と支払手形。購買活動。借方に仕入れ。買掛金と支払手形は仕入れの相手の勘定科目。仕入債務と呼ばれる。商品売買の用いられる勘定科目は債権債務の中でも別格。今回はそれ以外の債権債務について。その他の債権債務。主として営業外取引による。
未収金勘定と未払金勘定。商品以外の有価証券の取引や備品や固定資産の。代金の後払いや後受け取り。建物を購入して小切手を振り出して残金は翌月末に。建物の購入。建物勘定に。代金は小切手や残りは翌月末。後払。買掛金を使っていたが、商品売買取引ではない。固定資産の売買取引なので買掛金が使えない。未払金勘定を使って負債の勘定に。仕分けとしては借方建物、貸方当座預金未払金。一方の売り手側。建物の減少。貸方に。小切手で受け取ったので現金勘定の借方に。固定資産取引なので売掛金勘定は使えない。未収金という資産の勘定を使う。借方に記載。借方は現金や未収金。貸方建物。後払や後受取に未収未払い。取引の内容が問題。内容が商品なのか固定資産なのかで違ってくる。自動車の売買。自動車販売業者の場合は自動車を信用販売するときには自動車は本業、営業活動なので車を売ると。買い手が一般の小売会社の場合。商品売買にはならない。購買した場合には車両運搬具と未払金に。
前払金勘定と前受金勘定。商品売買に用いられる。信用取引が売掛金買掛金で。商品購入を確実にするために先立って商品の代金の一部、全部を予約金、内金として前払する。期間前だが購買すれば確実に客に売ることが出来る人気商品の場合、仕入れる側にとり競争に。確実に販売したいので商品を仕入れる時に本気で欲しいのでその合図として商品代金の一部全部を前払いすることがある。予約金の受け払に関しては支払側は引き渡しを受ける権利が。一部全部を払うことで受け取る権利が。逆に受け取る側は商品を引き渡す義務が発生する。権利義務を表す勘定科目として前払金勘定と前受金勘定。前払金勘定。前渡金勘定とも。資産の勘定。代金を一部全部を支払った時に前払い金額を記入。商品の引き渡しを受ける権利を。前渡金勘定。負債の勘定。前受金額は商品を引き渡す義務を。無事に引き渡しが行われると権利が消滅。それでは例題に。当事者別の取引。内金として受け取る。現金を受け取る。受取により相手側に義務が発生。前受金と記入。商品を受け取る権利。前払金勘定を。現金の減少。契約通りに受け渡し小切手で。商品の引き渡しが行われる。無事に商品を販売。売上に。現金と、義務が消滅したの前受金勘定と。前受金額は義務が消滅して代金の一部または全部に。仕入勘定の。購買活動の記録。小切手の振出。当座預金に。前払金勘定で権利が無くなったので貸方に権利の消滅として記入。権利の消滅が仕入代金の一部に。借方は仕入。
貸付金勘定と借入金勘定。俗に言う借金。いわゆる金融取引に。金銭の貸し借り。借入金は資金の調達として金融機関から借入。貸付金と借入金。会社は取引のある金融機関、メインバンクだけでなく取引関係にある業者や会社間で必要に応じた金銭の貸借が商習慣として。信用関係が築かれている。金融機関からなら大変だが取引先なら融通もしてもらいやすい。金銭の貸借が。形態には2つある。借用証書を受け渡し。貸借に際して手形が交付。借用証書が収受。貸付金勘定と借入金勘定。手形が交付される場合は手形貸付金勘定と手形借入金勘定と用いられる。手形取引については次回に合わせて。貸付金勘定と借入金勘定。貸付金勘定の方は権利を示す勘定。借入金勘定は日時に所定の金額を返済すべき債務と。貸付金は権利を表す。貸し付けた金額を。借入金は債務を表す。借り入れた金額を。現実には現金が変動。金銭貸借については利息のやり取りが。タダで借り入れたり貸し付けたりするのではなく金融サービスへの対価として利息という形で支払ったり回収したりする。利息のやり取り。利息を先に貰う。先取りのケース。後で精算。後払後受取。利息を先取り。受取利息勘定を計上。支払利息勘定を。受取利息勘定は収益。支払利息は費用の勘定。後で利息のやり取りを。受取利息と支払利息が精算の時に現れる。借用証書により小切手を。借用証書の中身を。利率が年5%。お金を貸す側。貸付金。お金が出ていく。小切手なので当座預金に。貸付金の100万円は貸し付けた金額、権利を示す。現金勘定。返済する義務が生じるので借入金勘定に。100万円は後日6ヶ月後に返済する義務を表す。6ヶ月後。支払期日に元利合計を小切手で受け取る。元本と利息の合計額。利息を計算。100万円のやり取りを年5%で5万円。6ヶ月なのでその半額。2万5千円の利息のやり取り。貸付金が回収されたので貸方に記載。権利の消滅を意味する。同時に受取利息の勘定に記載。合わせて回収金額の元利合計を現金勘定に。借入側。借入金勘定。返済金額を支払い支払い義務が消滅。金融サービスへの対価として支払利息勘定を。当座預金勘定に記入。
立替金勘定と預り金勘定。従業員や役員に対し会社が立て替え払い。会社側には立て替えた金額を請求する権利が。例えば従業員が購入した家や車を。会社が銀行の代わりを。会社側には立て替えた金額を回収する権利が。立替金勘定。誰に対する、どんな。内容を明確に。従業員立替金。土地購入立替金など。従業員等が本来支払うべき費用を一時的に企業が預かる。従業員に代わり支払う義務。健康保険料や所得税の源泉徴収額。債務を処理する勘定科目として預り金勘定と。何の預り金か、誰のか。明示を。社会保険料預り金勘定など具体的な。従業員の生命保険料を立て替え払い。従業員の代わりに支払い。従業員から回収しなければならないので立て替えた金額を。権利を示す。当月分の給料総額を支払うにあたり所得税の源泉徴収額を。所得税預り金勘定。後にまとめて納税するので負債の勘定に。実際の支払額が現金勘定に。
仮払金勘定と仮受金勘定。金銭の受け払は行われたが目的がはっきりしない場合。理由が不明確で勘定科目が確定できない、金額が未確定で概算額を。実際にはお金が動いているので記録しなければならないが勘定科目がはっきりしなかったり金額が未確定だったり、一時的な債権債務を記録。仮払金仮受金勘定を。具体的な。役員の指示で一定金額を用立てる。勘定科目が分からない場合。後で明らかに。従業員の出張に先立って旅費の概算額を渡す。後日精算。仮払金勘定に。店員の出張に概算額を支払う。現金の減少はあるが未確定。出張中に振り込みがあったが内容が不明。当座預金勘定に書くが仮受金勘定に。出張から戻り売掛金の回収と未収金の回収。旅費の精算。残額を現金で。ようやく仮払金仮受金の精算が出来る。

 

初級簿記 (放送大学教材)

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