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運動処方概論(スポーツ・健康医科学第14回)

保健所などで運動処方の前提になる検査はしてもらえるのだろうか。

 

大西朋。運動処方概論。運動が健康にとり有益なのは多くの研究で。健康日本21。身体活動量の。運動が適切なもので。そうでなければ効果が上がらないばかりか障害が。運動処方の基本を。実際に作成する留意点。00年に健康日本21が。ひとりひとりの健康を実現するために健康づくり運動を。13年から第2次。要介護高齢者の増加や生活習慣病など様々な健康問題が。活力ある社会の。認知症や寝たきりにならない健康寿命の延長。健康は守るものでなく自ら作るもの。習慣の変化を。生活習慣病の発症を予防する積極的な一次予防。適切な運動を欠かすことはできない。その人の体力要素を把握して目標の達成のためにどの体力を向上させるか。行動体力と防衛体力。行動体力。人間の行動に直接関わる。身体運動を実行するための体力。防衛体力。調整能力。体力要素も重要視。運動処方の作成では運動要素を中心にしてプログラムを。
運動処方の項目。本来は診察して患者一人一人に薬の内容を。これを運動に置き換える。各個人の特性。年齢や体力レベル、病気などの有無などで適した運動の種類強度などの運動プログラムを指導。どうして運動処方を作成する必要が?運動を実施すると様々な効果が。日常の身体活動を含む個人の健康行動。健康の維持や増進など。運動を安全に効率よく。
運動処方の考え方。楽しく行われる。楽しくなければ継続は難しくなる。継続しなければ効果が上がらない。苦手であったりする。どのようにすれば楽しく処方できるか。作成にあたり考えなければならないのは領域について。安全限界や有効限界。身体条件が優れているか劣っているかで領域が異なる。上限や下限。安全限界や有効限界の間。優れている人ほど自由度が高い。体力の低い人などは条件が厳しい。
運動処方作成の流れ。個人の特性を把握して効果的になるように種々の手順を。実際に手順に沿って。スクリーニング。病気の可能性を見つける。運動により整形外科的なリスクを。循環器系疾患。心筋梗塞などのリスク。開始前には既往歴など。日常生活活動などをスクリーニング。メディカルチェック。医学的検査。疾病の有無などを。冠動脈疾患が起こらないように調べる。主な項目。血圧測定や安静時心電図など。医師が診察を。医学的に禁忌か。安全に運動を。運動負荷試験。まず目的。不整脈の評価など。その結果から安全限界を決める情報を。運動負荷試験中に伴う心疾患合併症。モニターしながら。心筋梗塞などの危険が無いわけではない。何時起こるかは誰にも分からない。一次救命処置。測定項目と測定様式。心電図心拍数血圧など。ドレッドミルなど。機材の特徴などを考慮して。実施に当たり事前に検査内容の説明を。心肺機能の調査。心血管疾患肺疾患などの有無。体力測定。スクリーニングや医学的検査で可能なら体力測定を。目的。現在の体力の状態を基準値と比較して。全ての体力要素を。病気の一次的二次的予防。事前説明が重要。参加者が安全にテストをする。適正な体力測定。得られた結果。測定の条件。体力要素と測定項目。99年度に児童期から高齢期を4つの区分で新体力テスト。項目。以前のテストとの比較、年齢の区切り。廃止になったテスト項目などを。新体力テストでは高齢者に対するテストが導入。健康関連体力テスト。身体組成を位置づけている。運動処方は体力の測定を元に。測定方法。全身持久力。心肺持久力とも。低いと全ての疾患による死亡リスクが増加。全身持久力レベルが高いと活動レベルが高い。最大酸素摂取量。毛細血管の発達。血液量を。生命維持機能と大きく関わる。筋力筋持久力。収縮速度などにより異なる。静的な測定と動的測定。握力計など。外的負荷など。筋持久力。筋疲労を起こさずに。繰り返し収縮を。上体起こしや腕立て伏せ。柔軟性。関節可動域。何が影響している?準備運動なども影響。腰背部股関節大腿二頭筋の。柔軟性の低下は腰背部の筋痛を引き起こす。怪我を引き起こす可能性も。腰痛のある人。身体組成。身体がどのような組織で構成されているか。脂肪量と除脂肪量。体脂肪率。指標となる項目が異なる。アスリートにとり筋肉量が。脂肪がメタボリックシンドロームなどの生活習慣病を起こす危険因子。インピーダンス法や空気置換法。体脂肪率の基準値。男性が10%から22%。体格指数。BMI。脂肪度。体重を身長の2乗で。幾つ以上が肥満とされるか。
運動処方の作成の過程。作成時に考慮すること。トレーニングの原理原則を知ること。運動処方を構成する大切な4つの要素。実施する運動の頻度種類など。FITT。作成は運動時のパラメーター。健康状態。生活習慣病危険因子。目標。運動の好き嫌いなどを考慮。運動処方作成には様々な種類の運動を入れるのが推奨。1人に1つの運動処方がある。環境なども皆違う。有酸素運動など。組み合わせて。有酸素運動。心拍数や酸素摂取量が増加。継続は心肺機能の向上に。期間が長いほど体脂肪減少にも。ジョギングや自転車など。時間は1週間に1000キロカロリーで。週150分、1日30分。3つに分けても効果は変わらない。週1回から2回でも。運動の強度。運動中の会話の。トークテスト。会話ができないと強度が高すぎると。成人の健康体力の維持増進には中強度を。筋力トレーニング。健康体力づくりや慢性疾患のプログラムにも。使用機器やフォームなど正しい方法でないと。日常生活が楽に。転倒リスクの減少。慢性疾患の予防になる。筋肉量の増加を。年齢に関係なく。運動の種類。複数の筋群を。初心者は自分の体重を。反復回数とセット数。8から10種類に。セット間のインターバルは2分から3分。回数が多い?高齢者などでは軽い負荷で回数を多く。頻度は週2回から3回。回復に要する時間は異なるのでその人に合ったものを。運動の強度。規則的な呼吸が出来る範囲で。柔軟性を高めるストレッチング。関節可動域の減少を抑制する。反動をつけずに。静的ストレッチング。動的ストレッチング。障害を起こす可能性があるので指導を受けて。軽度の緊張を感じるところまで。反動を付けると充分に伸ばせず逆効果に。自分の感覚に注意を。運動の時間。15秒から60秒。週2日から3日。運動の強度は関節可動域で軽度の緊張を。
運動プログラムの見直し。再評価することが大切。定期的に目標達成を確認。定期的に対象者のステージを。参加者がどの段階にいるかでアプローチが変わってくる。運動処方は画一的なものではない。しっかりと観察して目標を設定して楽しい運動処方を。

 

 

スポーツ・健康医科学〔改訂版〕: 「フェア・プレイ」はどこからきたか? (放送大学大学院教材)

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