以前に法学部で学ぶに当たっての礼儀作法について記した。
他の学部でもそうだと思うけど、法学部で法律学を学ぶにも一定の礼儀作法は必要である。今でこそ各大学の法学部では法学の入門段階での履修が適当と思われる科目を用意しているが、昭和の最後の入学者たる私の学年では用意がされていなかった。もちろん教養課程には入門科目があったが必修では無いので、意識的に履修をしなければならない。後は司法試験の予備校が既にあったので、万単位の費用はかかるが入門レベルの講座を受けることも考えなければならない。ただ当時の教授陣は、予備校を公然と毛嫌いしていた。
法科大学院ほかの司法改革では、司法試験の対策をする受験予備校を排除するのも目的とされたが、現在はそうなっていない模様である。