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研究の発信と目的を考える -研究入門-(心理学研究法第2回)

研究成果を読む時に研究者集団の実際を知る必要がある。

 

大野木裕明。心理学研究の手順。発表のイメージ、メディアリテラシー。研究情報の送り手受け手。心理学者の共同体で。心理学者に共通の。心理学会の共通財産になるように。発表の前の工程表。誰に対して何の目的で。発表には意図が伝わることが重要。研究倫理。
心理学研究の手順。発表というのは相手にメッセージを。メディアリテラシー。Communicationの伝え方。日常的な例から。正しい情報が正しく伝わることが大事。間違って伝えないこと。間違って受け取られないこと。学会参加の際の職場の上司への報告。本当に出張に行ったのか、カラ出張ではないか。証拠となる関連資料の添付など、信憑性が高まる。会議の中身。配布資料や記録メモ。成果や宿題、検討案件が具体的に。誰の発言や提案なのか。研究の手続や結果、評価。授業のレポート。A4で4枚から5枚。教員の立場から。課題と内容が合っているか。課題を出した意図。何を確認しようとしているか。引用文献。読んでもメッセージが無いことを。文字を埋めだだけ。読み込んだ証拠のようなものがある。公表された意見を。個人的な思いつきか先行研究を踏まえたものなのかを。現状把握。それを元に自分の意見を。説得的表現。論理的に一方的に賛成したり。各説を羅列する。得られたデータからの論理表現。研究を誰に向けて?自らが所属する研究者集団に対して。心理学のtrainingを受けた専門家が共有財産を作り上げ、それを使ってもっと先に。たくさんの研究結果の陳列。結論が違うことも。第三者の矛盾の統合。後で同じ結果がでる。成果の集まりは関連性が分かってきて体系が見え始める。幾つかの反論や疑問。心理学の体系に貢献するため、しかし面白いからだったり仕事で発表したり。たくさん居るだろうが、意味が分からないことが。自然科学、何十年経ってから見直されることがある。発表された研究の成果は本人の意図に関係なく評価される。審査された論文が学術雑誌に載る場合。発表したら自分が損をする?民間では恐らく当たり前。営利に直結する場合。ある研究テーマに関して共有財産が増えれば他者が次の研究ステップに。1人がすべてを行うよりも効率が上がり効果が期待できる。情報交換が必要。
学会。学術学会。様々な学会が。心理学と名がついていなくても多くの心理学者が活躍。心理学の研究成果は研究者集団に意図的に発表。知的な共有財産を作るため。学術成果を積み上げ学問の体系を構築。学会がないと個人が抱え込むだけ。共有を大勢でする。研究効率が遥かに良くなる。学術進歩が期待される。研究結果が信頼できるかどうか。言ったことと現実が同じである保障はない。サイエンスでは論理性を重要視。第三者が再現出来る。皆さんどうぞ確認してください、の申し出。学会。日本心理学会。研究発表会講演会、資料の作成。学会誌。投稿されてcheckを受けた論文が掲載。研究及び評価の実施。他に多くの事業を。
研究発表への進め方。研究テーマの決定。実施、発表。次の研究へ。研究テーマの決定。疑問点の把握、リサーチクエスチョンを定める。研究計画の実施、結果の考察。発表内容の特定。研究テーマの決定。本来は疑問に思うことがあって聞いても調べても分からないから。先生の役割はアドバイス。学生諸君が行う。自分なりの疑問があって調べるという順序。文献研究を行いリサーチクエスチョンを。2つは互いに関連。文献研究。これまでに何が分かっていて分かっていないかを現状点検。明らかにしていることは研究する必要はない。調べ方。疑問がどうやって研究されているか。クリスマスに見かけるサンタクロースは本当に居るのか。何時頃から実在しないと気づくのか?インタビューした研究結果があるかもしれない。他国との比較の研究が。実在と架空の。UFOなどに混じって。歴史的研究も。具体的研究の企画。リサーチクエスチョンのスタイルを。結果の実証を目指す。データ収集の方法やどのようにまとめるかの分析方法を。対象者などの確保。協力が必要。予算がないと実施できない。日程。都合が合わない。倫理的配慮。研究計画が無理なことも。科研費などの外部資金の申請。倫理委員会などからストップも。実験法などどの研究方法を用いるか、結果の出し方も異なる。統計解析技法などに習熟。研究の実施。結果の分析。合意されているデータ処理の技法、論理的考察。結論の再現性を。研究の発表。学会や研究会の貢献が明確に。成果の位置づけ。研究協力者への倫理的配慮。類似の発表を見落とさない。研究の発表の意味。他の研究との関係を明確に。研究Aに対して新しく研究Bが。何か関わるものが発表。研究Bの内容は。Aが疑わしくなることも。拡張したものかもしれないが。結論Aに対し別の研究が生まれる可能性が。別の流れが。どちらが正しいか分からない。新しく研究を公表するとは場面に。どれに参入するか。関係ないと貢献する役割は小さくなる。参入パターン。質的研究法ではかなりのパターンが難しい。10のパターン以外にもある。ゼミ指導や卒論指導。論文審査の人からよくあるコメント。追試的確認。結論を再確認。事実確認。科学的心理学でも確認作業を重要。文化的検証。日本でも同様か、文化の影響がある?時代差の検証。時代について拡張。現在でも確認出来るか。シートベルトの確認。意識が変わったかどうか。過去に広まった育児方法。現在はどうみなされているか。異領域への拡張。関連要因間の。条件の拡張。実験研究に対し条件を拡張、一般化、限定できるか。適用年齢の拡張。先行研究の成果の一般化。実証的な統合。矛盾や対立を統合。技術的改良。統計的方法などを改善。理論の実証。新たにデータで確認。追体験したり。研究として実証。言説としては職業的実践化。哲学的思索。質的データの加除。エスノグラフィーなど。リストがあれば分かる。多くの事例では帰納的に。先行研究との関係。研究者間でみる風景が共有できる。研究スピートも加速する。
研究倫理。有名なミルグラムの実験。研究倫理は駄目ばかりではない。アイヒマン実験。記憶に関する実験の触れ込みで集められて教師役を。出来のよくない生徒に(サクラ)に電気ショックを。やらせ。架空の装置であることも知らない。苦痛を訴える音声を流す。被験者は本当と信じてしまう。権威の在るドクターが実験を続けるよう命令。他者に服従して苦痛を与え続ける。被検者の苦痛なしには実施できない。研究倫理の内容。実験参加者に対する配慮。インフォームド・コンセント。事前に予め熟知して納得してもらう。騙しがあったことを事後に報告することも。大学や研究機関、学会などで倫理委員会が。第三者の評価を義務付け。

 

心理学研究法 (放送大学教材)

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