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災害と生活ガバナンス(生活ガバナンス研究第9回)

地域の防災対策については考えていかなければと思う。

 

災害対策。
自然災害と生活ガバナンス。公助共助自助。公の機関。行政機関や公益企業。地域の住民同士やボランティア。自分や家族で。生命の保全。個別で私的な営み。公共の問題でもある。災害対策基本法。59年の伊勢湾台風。自然外力が大きいのに加え、ハード対策ソフト対策とも不十分だった。防災体制を。3条。国の責務。防災に対し万全の措置を。都道府県や市町村の責務。行政が主導となってハード対策やソフト対策を。その他の主体についても。住民企業による対策。地域コミュニティやボランティア。備蓄を。防災訓練の参加を。行政機関の責務。どのように適切に対処できるか公助共助自助の統合。そもそも防災はどうあるべきか?
防災は?レジリエンス回復力。少なくとも3つのパラダイム。支配的規範となる認識枠組。災害が発生した場合の限定的対処。その都度臨時特例法を。被害抑止としての防災を志向。災害の発見を取り除き低減する。ハード対策が大きな特徴。耐震性の高いビルなどのエンジニアリングアプローチ。頑健な社会の構築。想定を越える災害。東日本大震災や阪神淡路大震災。同時多発テロ。被害は小さい方が良いが、エンジニアリングアプローチに加えて、被害を受けてもしなやかに復興出来ることへの志向。レジリエンス。回復力が復元力が弾力が。困難に負けない。克服していく。社会の回復力に。防災力。05年以降は同義語的に。神戸の世界防災会議。想定外の事態でシステムの一部が低下しても回復できる力。国際的にも重視。レジリエントな社会。高めるにはどうすれば?
レジリエンスを向上させるには4つのR。頑健性。丈夫で壊れない。機能停止を起こさない。多重性。冗長性。バックアップがあること。ダウンしてしまっても代わりに担ってくれる代替物が。資源豊富。資源動員力が高い。優先順位をつけて資源を多く集めて両内容とも。迅速性。タイミング良く。災害発生時には公的資源が届くには時間がかかる。人命救助には自助共助の役割は大きい。速やかな復興、日頃から近所付き合いが出来ているコミュニティが。レジリエンスを押し上げる。公助共助自助がバラバラではいけない。複数の主体の連携プレーが必要。本来の理念の実現には?全ての主体が起こり得る災害の概念を共有。何を何処までやれるか互いに理解していること。持続的な公助共助自助が実現できる。ガバナンスが重要。防災行政機関から多様な主体を巻き込んだ対策に。
ガバナンスの概念を導入することが増えている。復旧や復興。災害大国にあっては全ての地域が将来の被災地。将来の災害に対する事前の設計。生活主体の参画。ガバナンスの実例。住民の自主防災。なぎさニュータウン。江戸川区。1320世帯。管理組合と自治会。居住環境の整備だけでなく生活支援防犯防災など。防災会。自主防災組織。自分達のまちは自分達で守る。コトづくり。春夏秋の訓練。子供防災教室。モノづくり。防災備品の整備。災害時用住民名簿。携帯電話番号。家族の年齢。要援護。緊急連絡先。およそ8割。地域の問題を一つ一つ解決していく。暮らしやすい生活環境に。長期修繕委員会。決定し行動する。地域への愛着と信頼。活発で継続的な防災対策に重要。動機を生むためには。福祉や医療や文化の観点。地域が住民の問題を引き受けて解決してきた。地域の信頼。人的資源の動員。様々な職能を持った人たちの集合。多士済々。高度で組織的な意思決定に。束ねる強いリーダーの存在。多様な意見を受け入れる度量の広さ。

 

生活ガバナンス研究 (放送大学大学院教材)

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