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要介護高齢者と家族(臨床家族社会学第10回)

家族が介護を必要としたり、自分が要介護状態になったり、介護という営みについては突っ込んで理解しなければと感じる。

 

高齢者の介護の問題。介護は全ての高齢者に必要な訳ではない。要介護や要支援と認定された高齢者は、高齢者の16.2%。高齢者白書。後期高齢者は11.5%だが、介護が必要となる高齢者の増加は必至。後期高齢者では要介護21.9%と要支援7.5%。
介護保険サービス。要介護認定で重度でも、在宅のサービスと家族による介護だけで。介護を自分たちでなんとかしたいという家族は少なくない。家族による介護は無償の行為。長い間1対1になりやすく、ストレスに。社会とも切り離される。様々な欲求に答えなければならないし、単純な作業。在宅で介護する場合、負担が多くなる。核家族化による変化。ゴールドプラン。家族が介護をする場合の評価をどうするか?金銭を支給する?固定化させる恐れもあるので、現物給付で落ち着く。認知症高齢者の一層の増加が見込まれる。感情やプライドが残存。焦燥感や怒り、徘徊。認知症の行動心理症状。環境で変化する。地域で支える為には安心感をもって生活できるように。地域包括支援センターなどの連携が必要。介護者が随時相談できるように。本人の生活を尊重する。生活そのものをケアとして。高齢者の不安を取り除く。家族の負担の提言を。介護を社会保険方式で、社会で支える。家族の介護負担の低減。高齢者と家族の関係も変化。介護を社会全体で支える。高齢者の自立の支援を。寝たきりであろうとかけがえのない存在として。自立支援の前提としての尊厳の保持を。住み慣れた地域で生活できる社会を。在宅志向は進んできている。在宅で生活できる状態ではないところも。地域包括支援センター。介護支援専門員に大きな負担が。在宅生活でのニーズを。
介護が必要な高齢者への自立の支援を。ストレングスという考え方。介護支援専門員は、身体面での回復の為に医療機関に繋げる。家族の介護負担を低減する。一歩踏み込んだ役割。要介護高齢者の潜在的能力を発揮させる。生き生きとした質の高い生活に。要介護高齢者の見方を変える必要がある。問題を解決しなければならないと捉えがち。上下関係。ストレングスを有している人と捉える。実際の現場では大変だが、専門職に留まらず国民全体が理解するべき。介護する家族。家族介護者の研究。不運な出来事として。否定面を指摘するのではなく、何らかの意義が見いだせるように。肯定的な側面に着目。介護充実感。負担感を低減する。西村。介護役割における自己達成感。被介護者との通じ合い。家族内の関係性。介護充実感、施設入所との関連は?介護が必要になっても地域社会で生きること。在宅介護の継続か施設入所かの選択。否定的側面と肯定的側面の双方を考慮。家族関係のポイント。在宅サービス=同居=家族介護、という図式が強調され過ぎている。通所施設のアクセシビリティの改善を。地域での自立。介護の両側面を考慮。望ましい結果に。高齢者の子供との同居は7割だった、その後同居は大幅に減少。10年には高齢者世帯が全体の4割。介護が必要な高齢者を家族が介護する場合。長男の嫁が主戦力であるという事態は過ぎ去った。要介護者の主な介護者。誰に介護を望むか?00年代では男女とも配偶者が最も多い。要介護高齢者。夫婦関係に焦点を。在宅介護継続との関係での介護充実感。実際の介護場面での被介護者との通じ合い。夫婦関係が対象となることが多い。高齢者の夫婦関係はとても良いと言われている。一緒にいるだけで落ち着く。しかし女性の満足度は男性より低い。夫とのコミュニケーションに不満。夫婦で生きる期間も増えている。夫婦のみ世帯の場合、助け合って暮らすことは高齢者の幸福に大きく影響する。介護でも配偶者に期待できる。どのような心構えが?老夫婦二人だけの生活。性別役割分担意識を見直す。家事は大きな負担。
在宅サービス。介護の社会化。支援機能の変化。公的支援が身近な選択肢に。介護については私的な介護基盤に頼る傾向が。要介護高齢者の心理的適応が。長寿を喜び合う仕組みを。介護者には意義あるものと捉えたい傾向がある。介護場面を通じた関係は双方にとり大事。離脱理論と活動理論。高齢期の男性と女性の多くは、定年後に大きな変化を経験。健康に影響する。男性はソーシャルネットワークの再構築。女性は生活適応を助ける自己確立。ソーシャルサポートの重要性。社会活動グループへの参加、集団への帰属。受ける量も与える量も。職業以外に。退職前から社会関係の構築を。老化の社会的側面。個人の側からの離脱。タイミングが合わない。幸福な老いの在り方。3つの要素。疾患や障害が無いこと。死が遠いものではない、より重要なことにより関心を持つ。社会からの撤退は心理学的投資を減らし、社会的接触の減少に。離脱理論。社会衝動的選択理論。社会的交流の目的と質に焦点。親戚や親友との関係では親密度が増加。高齢者は社会的接触に関する選択性がある。社会的交流は衝動を伴う。起こしやすい接触を起こしやすくなる。活力を減らす活動は避けるようになる。衝動的側面が重要。社会的交流が可能。肯定的な衝動経験をますます選ぶようになる。選択性が適応の手段に。介護を必要とする高齢者には難しいかもしれない。老人ホーム入居や病院への入院を希望する人が多い。介護の必要な高齢者について、家族と良い関係を保っていられることが重要。望ましいのは地域社会での家族による在宅介護。夫婦のみ世帯と単独世帯。今後も増加。単独世帯の増加。高齢者の自立志向が高まる。家族の居ない単独世帯の場合。生活満足度に悪い影響が。配偶者との死別を経験した高齢女性には、大変な適応の努力が必要。スタッフ。家族や友人といられることを幸せに思う。老いのプロセスは逆行させることが出来ない。愛する人と暮らすことが重要。誰にとってもかけがえのないこと。高齢になることで改めて気づくこと。

 

臨床家族社会学 (放送大学教材)

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