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著作権(その1)(著作権法第5回)

昔の条文との比較や他国の法律との比較が、理解には重要らしい。どの法分野でも言えることだけど、著作権法ではその色彩がかなり強いのかも。

 

著作者人格権。財産権である著作権。複製権など多様な支分権で成り立つ。
著作権を構成する権利の全体像。多くの支分権。4つの。著作物の複製。複製権。コピーライト。著作物の講習への提示。無形的にに利用。展示権、頒布権、譲渡権、貸与権。有形物に。著作物の二次的利用。翻訳権など。権利の束。権利の内容に親しむこと。利用行為に全て及ぶのではなく。権利内容の利用行為。権利者の許諾を。侵害みなし規定。著作権者の内容は拡充されている。公衆概念。公に対する利用、公衆への利用か否か。公に演奏する時など。公衆送信権。特定の個人にのみは含まない。著作権法では、特定かつ多数の者を含む、というのが明確にされているだけ。不特定人の他に特定多数人も含まれる。どの程度の関係であれば公衆と言える?必ずしも一義的には定まらない。単純な規律では困難。種類や利用態様について条理に照らして判断するしか無い。権利を及ぼすことが社会的に相当かどうか。合目的的に。少数であることは公衆であることを否定する訳ではない。
著作物の複製、複製権。著作物を有形的に再生。元の著作物をそのまま、多少の修正があっても同一と評価される場合も。多くの裁判事例。昭和53年9月7日。著作物の複製とは内容形式を覚知させる。他人の著作物に依拠して各地させるに足りるものが複製。結果として同じものでも。他人の作品の存在を全く知らずに。依拠性の産む。複製という行為の定義。印刷写真などの有形的に再生すること。固定する媒体は限定されていない。複製蓄積。典型的には紙で。CDの音盤に。恒常的に固定。そうでなくても可。サーバーに一時的に過渡的に蓄積されていることが。蓄積行為が複製に該当するか?コンピュタープログラムの問題。著作権制度では一時的なものは違う?混迷した議論。プログラムを実行する際の場合は。一時的蓄積の形態にも様々。国際的には奇異。平成9年の改正法。瞬間的な場合。コンピュータ内部の一時的蓄積。複製行為と評価されないなら制限を設ける必要はない。
著作物の公衆への提示。上演権と演奏権。公に上映したり演奏したり。ドラマの台本を放映。上演は幅が広い。落語など。歌詞や楽曲など音楽の。歌唱も含まれる。公に行うもの。公衆に直接見せたり聞かせたり。再生も含まれる。無許諾で録音するなど。演奏権の歴史的変遷。廃止された附則14条。国際的にも稀。自由に利用できていた。外国の演奏家への負担が問題だった戦前。カラオケの再生。店のお客様の歌唱。公の演奏に該当しない?お店そのものが法的責任を。多くの訴訟。63年3月25日。店の管理下。営業上の利益。演奏権の処理を行う必要。JASRACなどと契約を。上映権。映画の上映だけでなく、今日では映像の上映技術が。写真などの静止画が上映として。講演会でプレゼンソフトを使うのが当たり前。著作権法上、上映とは?映写幕に映写など。展示行為が。OHPやPowerPoint。電気通信装置でも。ホテルの客室の映画番組。公衆伝達行為は異なる。
公衆送信権など。自動公衆送信。公衆送信を受信して伝達。公衆伝達。無線や有線など。著作物の送信は放送に限定。同じ情報を一斉に送信するだけでなく、オンデマンド形態の通信。制度的整理が妥当。61年の法改正。有線送信の概念が。CATVや音楽有線放送。無線の送信。放送権でカバー。放送と通信の融合。統合した。9年に公衆送信権を。公衆に送信する場合に。特定の人の間のポイント・ツー・ポイントは違う。メール送信など。添付資料の複製は問題となるかもだけど。送信可能化。インターネットのオンデマンド型。侵害行為の特定に課題が。いずれの国でも。WIPO。送信の準備段階の行為を規制。公衆送信権について、送信可能化を含む。要はオンデマンド送信の準備行為。サーバーにアップロード。送信されたことがなくてもuploadの段階で。有線放送事業者にも付与。送信可能化の規定。利用可能化。国際的にみてもやや特異。技術的観点から複雑だが稀。技術の進展からみて柔軟性を損なう。インターネットラジオ放送。送信された信号が何処まで届くかの違いに過ぎない。送信に対する権利行使。諸国においては放送、有線放送と位置づけられるところも。プログラムの送信。ソフトウェアの利用形態として。一時的な蓄積であっても複製権の対象となり得るが。送信行為に着目。コンピュータ・プログラムについても。公衆伝達権。著作物を固定すること無く。飲食店などでのTV。自由に出来る。
口述権。言語の著作物を口頭で公に伝達。小説や論文などの文章を口述。録音物の再生も含まれる。学校の授業の場合は非営利の行為とされる。
多様な支分権で構成。支分権毎に契約で処理することが必要。

 

著作権法 (放送大学教材)

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