炯眼。

2008年7月11日、日本で初めてiPhoneがSoftbankから発売された。孫正義がスティーブ・ジョブズからiPhoneを販売する権利を取得したのであるが、私の周囲ではiPhoneは失敗するとしたり顔で話す人間も居た。当時の日本の携帯電話の市場は各メーカーが機能の多彩さを売り物にしていて、iPhoneの真価に気がつく人間は少なかったように思われる。かくいう私もTOSHIBAの携帯を愛用していてiPhoneに見向きもしなかった。それから13年が経過して、今ではiPhoneかAndroidかを持つ人間が多数派になっている。iPhoneを最初に日本に持ち込んだ孫正義は炯眼であったと間違いなく言えると思う。