北海道などに居住している先住民を指して「アイヌ」と呼ぶ(アイヌ語では「人間」の意)。今では皆が日本人と考えられているけど、他の地域から移住してきたり日本への同化政策をしたりと、無理矢理に蝦夷地(北海道と名付けられたのは明治初期である)に住む人間を日本人にしようとした側面を持つ。明治32年(1899年)には保護の為に「北海道旧土人保護法」が制定されたが、「土人」とつけたことから侮蔑的な色彩を持つことになった。ある意味ではインディアンを抑圧したアメリカ人のようなことをしてきたとも言えよう。
なお今ではウポポイ(民族共生象徴空間)という施設が出来ていて、アイヌのことを学ぶことができる。
