「餅は餅屋」という慣用句がある。餅を作らせれば餅屋が一番上手である、つまりは専門的な事は、当の専門家にしてもらえば良い、そんな意味内容である。ところで日本では三権分立ということで、法律の紛争の処理を最終的には裁判官の決断で方向を決める(それで全てが終わる訳ではないが)。日本の刑事事件で無罪とされるのは1%未満であり、冤罪事件が何件もある。専門家として、検察や刑事裁判の信頼性は乏しくなっている。それもあってか、一部の刑事事件では、2009年からは判決の内容に一般市民である裁判員が関わることになっている。ただ効果はなかなか見通せない。