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予定説。

キリスト教の神学の思想で、聖書を下敷きにしてカルヴァンにより提唱された学説。神により救われる人間は既に決定されているという、身も蓋もない主張をする。マックス・ウェーバーの「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」(俗に「プロ倫」と呼ばれることが京大では多かった)で、予定説が資本主義を成立させたという趣旨のことが書かれている。しかし学生時代に読んでみたのは良いが、論理展開に馴染めず理解することは出来なかった。私の頭が粗雑なのか、経験が足りないのか、著者の論理が飛び飛びになっているのか、それとも岩波文庫が悪訳を載せた(なお大塚久雄先生なのだが俗に言う岩波文化人だったので編集者が異論を挟めなかった可能性はある)のか、原因は良く分からない。今から読んでも理解できるかどうかは怪しいものがあるけど。ううみゅ。

 

マックス・ヴェーバー 主体的人間の悲喜劇 (岩波新書)