2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧
クルト・レヴィン(Kurt Zadak Lewin)。昨日のentryでマージナル・マンについて書いたが、青年をマージナル・マンと見做したことで知られる。彼はドイツでユダヤ系の家庭に1890年に産まれた。ドイツで研究生活をおくっていたが、1933年にヒトラーが政権を掌…
昨年に或る皇族の女性が結婚されたのだけど、それにつき社会の多数の人間から非難轟々であり、本人が複雑性PTSDと診断されるという事態にまでなっている。皇族は公人であるのだから国民が批判するのは当然だとする見解も当然ながらある。しかし不特定多数の…
今日3月11日が東日本大震災から11年目であることは昨日のentryで書いた。そして震災の翌日の2011年3月12日には、九州新幹線の博多駅から新八代駅が営業を開始して、新大阪駅から鹿児島中央駅までが一本のレールrailで繋がることとなった。リンク先の動画は震…
元々は社会学の術語である。複数の社会集団や文化の周辺の境界線上に位置し、そのいずれにも属さない人間のことを指す。心の中に葛藤を抱えることになり不安定になるが、それを奇貨として新たな価値や文化を産み出すことも出来るようになるとされる。例えば…
バリアフリーが本格的に取り上げられるようになったのは今世紀に入ってからであっただろうか。車椅子で移動しなければならない人にとっては、バリアフリーになっているかは死活問題である。自宅の最寄駅にはエスカレータもエレベータも元々は備え付けられて…
明日3月11日は東日本大震災から11年目の節目にあたる。14時46分にマグニチュードM9.0の地震が発生して膨大な死者が出て、まだ2000人以上の人間が行方不明になっている。この節目になると当時のことを思い返す。地震が発生した時はJR高槻駅北のスターバックス…
青年期が終わる22歳、23歳の頃から30歳くらいまでを指すとされる。昨日の青年期の延長というものを考えなければ、成年期の一部分に該当するが、殊更にプレ成人期(前成人期)を考えるのは、社会人として成熟し社会に適応しながら自分の生き方を確立するのに…
社会的地位のある人の名声を汚すような不祥事などを指す。よく噂話のネタにされることがある。しかしながらスキャンダルの度が強いほど信憑性はないような場合が多い。逆に微笑ましいものなら意外と事実であったりもする。私は以前居た職場で、同僚同士の恋…
今日は大阪府立高等学校の入学試験の日であった(過去形なのはこれを投稿する時点で既に終了しているから)。私が受験したのは昭和の末期であるが、既に塾通いが定着しており、周囲で通塾していないのは私くらいなものであった。ではどうやって勉強したのかと…
先日のentryで青年期について書いた。ここで青年期から成人期への移行につき学校制度に何処まで参加するかにより幅があるのではと指摘した。大学卒業で青年期が終了するとすると22歳から23歳という辺りになる。しかしながら、今の理系の学部では大学院の修士…
新型コロナウイルスが世界中で蔓延するようになり既に2年が経過している。感染防止にマスクが有用かどうかは当初は議論があったが、程なく必要であるとのコンセンサスが得られた。マスクが足りないこともあった(それで俗に言うアベノマスクが一人2枚支給さ…
昨日の晩に帰宅すると、郵便ポストに3回目の接種券が入った封筒が届いていた。待ち焦がれたものである。下の写真は説明書き。 高槻市では予約システムやらコールセンターやらが構築されているのだが、私は昨夏の1回目や2回目と同様に近くの医院で接種するこ…
昨日取り上げた歴史学者アリエスの主著。ヨーロッパにおいて中世には子供という概念は無かった(7歳くらいの段階で奉公などに出された)が、近代社会になり「子供」概念が形成されてきたとする。近代の学校制度が形成されるようになったのが、恐らく最も大き…
冬季オリンピックが開催される際にスキーのジャンプ競技を見ることがある。踏み切って飛んだ飛距離などを競うのであるが、飛ぶと言うより落ちるようなimageが付きまとう。しかも飛ぶ時の風によっても飛距離が明確に違う(得点にする際に補正はしているそうだ…
昨日の昼に自宅に居ると電話が鳴る(固定電話の方である)。受話器を取ると相手は買取専門店のスタッフだそうである(最近になりとみに増加して私の働く百貨店にもある)。先ずはアンプやスピーカーなどのAV機器で不要の品物は無いかと聞かれる。生憎だが無い(最…
1914年に出生して1984年に死去したフランスの歴史学者。1960年に発表した「『子ども』の誕生」で世に知られる。しかしながら1939年にアカデミズムを離れて熱帯農業に関する調査機関に勤め、1978年に社会科学高等研究院の準教授に迎えられるまではアカデミズ…
いっときナレッジマネジメントknowledge managementと言う言葉(概念それ自体では無い)がビジネス界でもてはやされて消えていった(まあ今でも用いられることはあるが)。要するに組織内部の人間が持つ有用な知識(どうでもいい知識は当然だが除かれる)を、如何…
西村京太郎先生がお亡くなりになられたとの報道が流れた。西村京太郎先生と言えばトラベルミステリーの大家であり膨大な推理小説が存在する。もちろんトラベルミステリー以外の小説もあるのだけど、1978年の「寝台特急殺人事件」の刊行で一気に先生は一気に…
スイスの教育者として名高い。1746年に彼は出生する。1774年に貧民学校を創設してからの教育実践でヨーロッパで知られるようになる。ただそれまでは変遷がある。幼少の頃からドイツ語学校やラテン語学校を経て、大学に進学したが当初は神学を志した。当時は…
組織の中で働く際には、苦手な人間と顔を突き合わせることも多い。特にその苦手な人間が上司だったりするとかなり厄介である。何しろ上司と関係を持たないことにはそもそも仕事が進まない。自分が嫌いなのは承知の上で、割り切って関係を持つしかない。私が…
今日は早朝から恒例の京都駅近くのクリニックclinicに通院。 朝は時間潰しにマクドナルドMcDonaldに。モーニングセットのデラックスDXを食べる。700円だけどその価値はある。 近頃は睡眠が安定していないので、薬を調整してもらう。ただ更に微調整が必要かも…
10歳くらいから青年期になるまでを指す。ギャングエイジ(gang age)と呼ばれる時期と重なり、人間が保護者や教師以上に友人を大事にし始める時期である。小学校3年生や4年生くらいになると特定の数人と付き合うことが多くなり、そこで起こったことをいちい…
自分が知る人間が死去するという事実はほぼ全て悲しみなどの感情をもたらす。ただ葬儀には携わらないといけない。町内会で同じ班の方がお亡くなりになり、私は通夜や葬儀の受付をすることになった。必然的に香典も受け取る必要があり、誰からなのかも分かる…
ロシア軍のウクライナへの侵略行為が暴挙であることは今さら書くまでもないけれど、ウクライナのクレバ外相によると、ウクライナ南部のサポロジエ原発がロシア軍の砲撃を受け火災が発生しているとのこと(IAEAは原発の放射線レベルに現時点で変化はないとして…
人間の成長過程で児童期の後に来るもの。およそ12歳か13歳から始まるものと考えられている。要するに第二反抗期が来たら青年期に突入したと考えて間違いはない(但し第二反抗期の特徴が無いような中学生も居る模様であるが)。そもそも青年期が人間の発達過…
現在の日本の刑事司法制度では最も重く処罰される刑罰は死刑である。もちろん死刑制度を廃止している国もあるが日本では死刑が存続していて現実に死刑の執行も為されている。被害者の遺族の処罰感情に配慮している面もあるが、重大な犯罪行為を抑止するとい…
今週のお題「試験の思い出」 基本的に試験と言えばペーパーテストを連想される方が多いかもしれない。入社試験や昇格試験で面接は頻繁に行なわれるから、それを受験された方も多いだろう。しかしその2種類以外にも試験の種類はある。私は第二種電気工事士試…
今の天皇もそうだけど、同じ血の人間に引き継ぎたいというのは心情として理解は出来る。 多田一臣。朗読は高山久美子。今回と次回とで古事記中巻の世界を。ただ多岐にわたるので、今日は皇位争いの背景の継承の話を。次回はヤマトタケル。皇位継承の争い。王…
日本の村落で村の掟を破るなどの理由で科される制裁のことを村八分と呼ぶ。要するにほぼ全ての事柄について村全体が絶交するということである。葬式の世話や消火活動が例外とされる(これが「二分」でそれ以外の「八分」を絶つ)が、この学説は確たる根拠が…
今日の昼の放送大学の講義の殴り書きは、「人口減少社会の構想」という科目の1回目であった。もはや人口減少が所与のものとされている(つまりは避けられないこととされている)。そもそも昭和の末期から人口減少は課題として掲げられていたのだが、対策はあま…