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競技スポーツから健康志向の運動・スポーツへ(スポーツ・健康医科学第1回)

現在のスポーツ文化は意外と新しいものなのかと思った。まあ中産階級は資本主義が発達しないと成立しなかったことを考えれば肯けるかも。

 

スポーツは不可欠なもの。自分や社会を変える。身体文化。19世紀のイギリス。中間層の誕生から。マラソンは古代ギリシアの伝令から。スポーツという文化。エリート層から変容。運動量の減少などで生活関連習慣病が増加。健康に生きる社会を。運動スポーツ。三次予防から二次予防、一次予防へ。自分の健康は自分で守るという認識。健康寿命を伸ばす。社会的認識。
スポーツ医学の総論。スポーツ指導者はスポーツ障害に。応急措置。スポーツ医学の広い知識を。オーバートレーニング症候群などに陥る選手への対応。繊細な姿勢を。そもそも宗教的儀式の面があった。ヒポクラテス。古代オリンピック。パンクラチオン。何をしても良いという格闘スポーツ。運動は健康の保持に。近代に入るとスポーツに触れる機会が。スポーツのとらえ方。遊び楽しむもの。苦しいトレーニングを。学校教育や部活動。スポーツの真面目さ、フェアプレーなどの経緯。束縛から自由に。
スポーツ。気晴らしから。辛く苦しい過酷な労働から逃れる。その延長上にホモ・ルーデンス。人類文化。ホイジンガ。フェアプレー。現代スポーツは19世紀イギリスから。有閑階級文化としてのスポーツ。ウェブレン。有閑階級。生産的職業から免除される上流階級。元来、歴史上は有閑階級に。文官優位もあったが。大清帝国。当てもないのに何故?政治戦争宗教スポーツをする人は上流階級だった。有力な糸口に。アマチュアのエートス。賭けレースに出たことがない人。入場料の為に競技をしたことのない者。ジェントルマン。上流階級のみが。労働階級の排除。産業革命。第二次囲い込み。多くの過剰農民が。無制限労働の時代。機械には昼も夜もない。労働者に過酷な国に。夜間労働など。人口の都市集中。収容力を追い越す。スラムの形成。大気汚染。非衛生的な生活。短い平均寿命。乳児死亡率。5歳以下のマンチェスターの子供は50%以上。教育としてのスポーツ。ラグビー校。パブリック・スクール。フットボールを奨励。価値観風習の混乱をスポーツを通じて矯正しようとする。階級的差別で学生が度々反乱を。その解決として。学生に対する教師の支配を。一種の集団差別制度。トマスアーノルド。庶民的だったルールを整備したフットボールを奨励して規律を。社会改革運動としてのオリンピック。玉木正之。プロシアについての復讐。パリ・コミューン。72日間で崩壊。国民は活力を失う。グーベルタンはイギリスのスポーツに出会う。スポーツ教育に傾倒。フランスの若者にスポーツの訓練をして社会を軌道に乗せようとした。スポーツの交流でヨーロッパに平和を。古代オリンピックが明らかになりつつあった。休戦協定を破るとバルバロイと認定される。グーベルタンはオリンピック委員会を。96年に第1回。帝国主義がもたらす人間性の否定。無感動な状態を変えようとした。能動的で目的的な社会改革の集団。イギリスでアマチュアスポーツが。体系化。パブリック・スクールから中産階級へ。文化思想スポーツなどを世界に広める。世界支配の補完。本部はイギリスに。日本における受容。武士道の要素が含まれている。日本ほどオリンピックの精神を守っている国はない?戦後の復興の最大の原動力?武士道の精神?殆どの西洋語は日本語の用語に訳された。母語を多様にした。母語の思考力を養い成長の土台に。スポーツは訳語の定着がなかった。武士道精神の残存。支配階級としての武士階級。士族。武芸十八般。武士道の精神。農民も武道を支えた。武芸を指南する。上流武士階級以外にも武芸を鍛錬。武士道精神の受け入れ。明治14年。士族の戸数比率は16%。小学校教員などに。軍事行政については文武両道の理念。血肉の通った理念。日本のスポーツに影響。侍官僚体制。武芸鍛錬と一般教養などで、技能獲得の特色に。組織優位、ジェネラリスト優位。文武両道のエートス。明治期以降の部活動。中学校ではスポーツは校友会学友会で。対抗試合。愛校主義。運動部の特殊性。スポーツとの出会い。第一高等学校の野球部。精神主義。学校体育の発生。練習の全てに武士を育てる。精神修養の手段。スポーツ問題の遠因。取り入れた学校教育。文武両道を好む精神構造。フェアプレー・チームワーク・自他への敬意。教育の手段で言えば理想。ヨーロッパ文化圏以外でも理想に。漫然とするのではなく。スポーツを通じて培われるのが期待される。
健康志向のスポーツへ。運動療法。元来後遺症のリハビリで。治療理論がなくて効果が問題。診療報酬もなかった。リハビリテーションは三次予防。合併症の予防など。人間ドック。大黒柱が罹患した場合。対象となる疾病が限られていた。運動処方。患者に指導。健康の保持増進などの目的で運動内容を定める。リスクのある運動より安全性の高い運動を。処方された人の自己管理能力も問題。処方内容は有効であること。トレーニングの諸原則。過負荷。可逆性。全身性。ハーバード同窓生健康調査。どれだけ運動したのかを調べ、疾病の発症リスクを。運動歴が高い人ほど発症リスクは低かった。現在の運動歴が重要。運動処方の考え方は近年大きく変わっている。第一次予防の重視。個人個人が自らのこととして考えるべきこと。持久力の向上などで健康の維持を。身体活動。家事などの積み重ね。計測値より実感重視。分かりやすいもの。健脚度など。かけがいのない生活の為にスポーツはあるべき。スポーツの市民化。中産階級のスポーツ参加が増加。見るスポーツから行うスポーツへ。高齢者スポーツやライフスタイル。自己実現を図る。絆の強い。スポーツ庁。地域に根ざしたスポーツ文化。形の美しさへの転換。欧米スポーツの導入をありがたがるのではなく、伝統的スポーツの再評価を。

 

スポーツ・健康医科学 (放送大学大学院教材)

スポーツ・健康医科学 (放送大学大学院教材)