世の中に色々とクリアーしなければならない課題はあるが、差し当たりペーパー試験に通ることを考える。大学などの入学試験や資格試験の類である。合格するための「完全マニュアル」という表題がつけられた講座や書籍は山積みになっているが、これをすれば100%成功するというのは眉唾ものである。大抵の人間はその種のものに手を出してマスターする時間を確保しないままに失敗する。そもそも勉強しないと成功する筈はない。それで試験をクリアーする人間が使う書籍や講座などのツールは千差万別である。なので適当な教材を選んでマスターすれば大抵は通る。しかし一定の時間を費やす必要がある。こう書くと身も蓋もないと思われるだろうが、「完全マニュアル」の類を信奉するよりは真実に近いと思う。このことはペーパー試験に限らない。例えば採用面接なんて面接担当の人間が採用と判断すれば良いわけだから評価基準は千差万別の筈である。もちろんある程度は共通の物差しはあると思うけど。