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知床の海難事故の責任。

知床の海難事故の話題を続ける。今日の昼の時点で、11人の遺体が発見された。痛ましいのは3歳の子供もその中にいることである。15人が未だに行方不明である。もはや生存は期待できないけど、せめて遺体だけでも戻ってもらえないかと思う。遊覧船も沈没したと考えるべきだろう。

HBC北海道放送の記事を見て判明したのは、運行会社の知床遊覧船という会社のトップが遊覧船を出せると判断したことである。しかしながら強風注意報や波浪注意報が出されているような状況で出航できると考えている時点で、もはや常軌を逸している。もちろん第一の責任は船長にあるのだが、仮に会社のトップが無理矢理に遊覧船を出させたのなら重大な責任がある。恐らく会社は潰れるだろうし、知床のイメージを回復させるのは10年単位の時間が必要になるであろう。昨日も書いたが、脱線事故から17年が経過してもJR西日本はダメージを受け続けているのが現状である。それにしてもやりきれない海難事故である。