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DV被害者が語る結婚後の変貌と暴力。精神的、身体的暴力の実態と恐怖をシャドーボクシング、年賀状エピソードで明らかに。(家族問題と家族支援第10回)♯放送大学講義録

結婚前から暴力をふるう人と結婚することは稀だろう。

 

------講義録始め------

 

結婚前、相手はまったく暴力を振るう様子はなかったとユウさんは述べています。彼女は、多くの加害者が当初はそのような行動を見せないこと、変貌することを指摘しています。彼女の元夫は、表面上は温厚で、普通の会社に勤める営業マンでしたが、結婚後、彼の暴力的な行動がエスカレートしました。ユウさんは、体の悪い母親を心配し、仕事を持っていたため、離婚を考えなかったり、暴力に対して声を上げることをためらったりしました。

ユウさんは専業主婦になった後、元夫の暴力はさらに悪化し、目を殴られるなどの身体的暴力を受けました。しかし、彼女の元夫はこれらの行為を覚えていないと言います。彼がボクシングをしていると自称し、日常的にシャドーボクシングをしていたことから、ユウさんは彼が何をするかわからないという恐怖を感じました。

精神的に最も辛かったのは、年賀状のエピソードでした。ユウさんは、彼女が管理していた年賀状の中で、大事な人宛のものを彼が出すことになっていたが、彼がそれを忘れており、結果的に彼女がそれらを急いで出しに行くことになりました。この出来事は彼女に深い屈辱を感じさせ、精神的な暴力として深く傷つきました。

この証言は、ドメスティックバイオレンス(DV)の多様性と、身体的暴力だけでなく精神的暴力も深刻な影響を及ぼすことを浮き彫りにしています。ユウさんの経験は、DVが被害者の精神をどのように「潰す」ことができるかを示しています。