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からだの進化(総合人類学としてのヒト学第3回)

人類が暑さに強い(はずの)動物であることは意外に思った。

 

ホモ・サピエンス。20万年前、アフリカ大陸で。新しい環境へ。暑さ寒さへのメカニズム。生物学的特徴。人類の多様性。
見かけは何故多様なのか。生物学的特徴は様々。ホモ・サピエンスとしては同じだけど。人類の生態学的特徴。地球上のあらゆる場所陸域に暮らしている。何でも食べる。草でも肉でも。雑食性。
唯一の種。700万年前に二足歩行。何故?ものを抱えながら移動するのに便利、道具を使用するのに、長距離歩行。ホモ・ハビリス。肉を食べていた?脳が大きくなり、次の人類集団として進化。ホモ・エレクトス。ホモ・サピエンスとの競争に破れ絶滅。10万年前に中東を通り拡散。ベーリング海峡。アフリカよりも遥かに寒かった。島へと移動する必要。外洋を公開できる能力が。アウトリガー。遠洋航海術も必要。寒さへの対応と知恵の発達。恒温動物なので、深部体温が37度に保たれているのが重要。生理学的に考えると、暑さには強い動物で、寒さには弱い動物。白狐は寒さに強い。ホモ・サピエンスは30度を回ると体内エネルギーを使う。毛が殆ど生えていない。熱帯性の動物。どのように寒さに対応したのか?アレンの法則。奪われる熱を小さくする身体的適応。しかし法則には当てはまらない。寒さの対応に違う訳ではない。生物学的特徴だけで寒さに耐える訳ではない、温かい衣服や住居、更に火。遺伝的背景の変化が無くても。文化的適応。暑さについては生態学的に強い。毛細血管の拡張。心拍数の上昇。身体の熱を消却するシステム。50度まで大丈夫。熱帯雨林など湿気が強いところでは40度未満。暑さへの耐性は日常の環境が大きな影響を与える。集団格差は殆ど無い。
隔離。遺伝子の移動が無い。多様性が小さい。遺伝子の固定的なプール。南米やオセアニアでは、遺伝的な均一性が高い。肌の色の多様性。メラニン色素の多さに因る。紫外線。どのくらいの強さかに。オーストラリアに住むヨーロッパ人の皮膚癌が増えている。倹約遺伝子。遠洋航海。長い航海で食糧が底をつくことも。エネルギー効率が良いことが必要。効率的に消化しエネルギーと出来る人、基礎代謝量が少ない人。食糧が多いところでは?余剰エネルギーが脂肪として蓄えられる。肥満の原因に。糖尿病が多くなる。倹約遺伝子仮説。ラクターゼ。乳糖を消化出来ないと、乳糖不耐症。牧畜民。乳は重要な食糧。小腸にラクターゼが分泌。遺伝子によりある程度は説明し得る。東アジアにおいて牛乳の消費が増加。習慣が大きく関わっている?
ホモ・サピエンスの遺伝的多様性は小さい。可塑性。人類集団間の違いを客観的に見ること。

 

総合人類学としてのヒト学 (放送大学教材)

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