私が連想したのは尾崎豊というミュージシャンmusicianである。と言っても今では知らない人間の方が多いかもしれない。太古の昔の80年代に、若者の反抗を歌い上げた人間として知られている。それ以外の曲も多かったけれど。高校から大学にかけての私の周囲の人間には、伝染病のように聞いていた人間が多かった。人が聞いているのに気がついてドップリとハマり、一定期間が経過すると飽きて聞かなくなる、といった具合である。ただ、ある人種は続けて心の糧にしているようだ。尾崎豊は夭折したけれど、死後のことまで考慮すれば幸福な人生と言えるのかもしれない。