青木雄二先生の「ナニワ金融道」にはロクでもない(勿論だが褒め言葉)キャラクターが立て続けに登場する。その中でも肉欲棒太郎という人間は筆頭に挙げられる。バブル景気の機運に乗って地上げ屋をしていたと思えば失敗して夜逃げをし、ノミ屋をしながらチャンスを逃さず小金を稼いで復活する(復活するのはプロダクションが描いた続編でだけど)。恐らくリーダーとしては帝国金融の金畑社長に並ぶであろう。沈んだり潜ったりしながらも這い上がるのを私も見習いたいと思う。そして「ナニワ金融道」を読まない人間は損をしていると敢えて言いたい。