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言語コミュニケーション(2) -言語によるコミュニケーション(コミュニケーション学入門第6回)

協調の原則や4つの公理は、小説を読み解く時に使えるテクニックかもしれない。

 

大橋理枝。根橋玲子。言語コミュニケーションについて。言語そのものに関わる。引き続き。言語を使ってCommunicationを行う際に相手がどうやって理解するか。
高コンテキストCommunicationと低コンテキストCommunication。場合場合により。友人や職場の人とは高コンテキスト。全部言ってしまうと角が立つ?家族の中では低コンテキストに。親しい間柄では?夫が低コンテキストなので、聞き返されることが多くて言語化しないといけない。子供も小さい。相手に対して配慮をして全て言わないで相手に委ねる。家族にはその点は全く無い?本当にハッキリ。親しい間柄だけだから出来る?社会の中での規範的なところが。家族なら規範に外れても良い?高コンテキストCommunicationを理解できる?できるだけ状況を把握してその場に合わせるのは苦手ではない。子供の頃から祖父母と同居。世代差があるのでよく分からないことも。聞き流しながら言いたいことを推測することが多かった。一種の訓練。わからない時にコンテキストを把握して察する方が早くなる。質問しても分からない事が多い。高コンテキストCommunicationを理解するのが苦手。訓練をしなかったから?考えを言葉にするのが上手く、説明もうまい。Communicationが上手。言わないようなことまで言葉に。説明という場面ではわかりやすさが役に立つ。メッセージの造り手と受け手、完全に一致することはない。結構不思議。どのようにして可能か?グライス。会話の原則。進める上で基本的に従っている根本原則。協調の原則。公理。行動指針。会話における自分の貢献を、やり取りの中で。会話に加わるなら全体の流れに沿った形で加わる。お互いに守っていることを想定して会話をしている。一々確認はしないけれど。流れに沿っている前提として。昨日の宿題は難しかった。対して晩は出かけたという返答。難しかったか分からないと理解。表面的な繋がりは無いけれど。関連のある解釈が出来る。協調の原則。公理は別。従う形で会話に貢献する為の法則。量の、質の、関係の、様態の。量の公理。要求以上であっても以下であっても駄目。質の公理。真でないことや真であることの証拠がないことを言ってはならない。通常会話をする場合に疑いながらしない。正しいことを前提として。関係の公理。関連性のあることを。会話の全体性に対し、話す内容を。レベルが違う。夕食は焼き魚だった。あまりにも無関係。宿題と関係ある?様態の公理。曖昧な言い方を避け順序だった話し方を。公理を守らなかったらどうなるか。昨日の宿題ねぇ、量の公理。一度手を洗って着替えて云々、余計な情報?実際の会話の中では、それぞれ意味のあることとして理解される。ガソリンスタンドで働いている。身繕いをしてデートに行った?省略しすぎた。
会話の原則とコンテキストとの関係。バッグは素敵、今度貸していただけませんか?無いと困ります、残念。反応そのものはおかしくない。実際には貸してあげないとは言われていない。そういう解釈を。意図を言語で記号化。上手く合致。仕事が一段落したら映画でも一緒に。もうすぐ学期は終わる。念のために確認。どうして断りと?受けていただけたらもっと積極的。気乗りしない感じ。曖昧すぎる。映画ですか、、、量の公理に違反?違反するからお断り?不必要な情報を返す。バッグを貸して欲しい、困ります。誘いや依頼を断る時に理由だけ伝えて断ることがある。話し手の意図と合っていた。コンテキストとして共有。映画の誘い。量の公理と様態の公理に違反。会話を前に進めることに寄与しない?違反をメッセージで。公理の違反が幾つも。学期末の情報。成績をつけないといけないから忙しい。教員同士ならともかく、長期休暇だから、と一般の人が捉えることも。コンテキストの依存。相手に対して否定的な情報を与える、高コンテキストコミュニケーション。新しい服を着て、似合う?似合わないと思った場合は?変わった服だね、イメチェンだね。質の公理に違反。何とか質の公理に違反しないように。似合うとは思わないというコンテキストがあれば大きな齟齬を生まない。否定的な内容を相手に伝える。コンテキストが共有されているかどうか。量の公理への違反?情報を与えることで何らかの事柄を伝えるのか、線引が難しい。具体例。仕事が一段落したら映画に?成績をつけ終われば観に行きましょうか。全部の科目の?担当している科目を一々全部あげている。量の公理に違反。様態の公理に違反。詳しすぎる。このように言われたら、いいです、と言いたくなる。映画に行きたくないから意図的な公理の違反を。自己顕示欲が強くて一々挙げているだけ、リストアップしているだけ、断るつもりもないかもしれないけれど、お断りの返事と理解するかもしれない。解釈のズレが生じる。関係の公理への違反。学科で開催されたパーティー。噂話。相手が急に、今年の新入生如何ですか、と聞かれる。何か起きているのかな、と。近くに来ているのかな?非言語的Communicationを?急に話題を変える。関係の公理への違反。シンパの人が来た、というメッセージを。会話を続けることに寄与。目配せのような非言語的Communication。周りの人が気が付かない。大きな身体動作をしなければいけないかも。シンパにも見られてしまう。せっかく話題を変えようとしたのに無駄になる。
原則自体が文化にとり異なる?

 

コミュニケーション学入門 (放送大学教材)

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