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ソフィスト(詭弁家)。

西洋の哲学の基盤はソクラテス(を描いたプラトン)により築かれたと言うのが最大公約数の理解であろう。そのソクラテスが批判したのがソフィストである。乱暴に言うと、彼等は真理を探究していないと批判している。しかし、真理を探究しても食べていける訳では無い。彼等は言論のtechnicを切り売りして食べていた。議論に勝つことにfocusするので、真理は何処にあるのかについては後回しにするのが当然であろう。それにしても、私の高校や大学の教員はソフィストを詭弁家としか認めないのには違和感を抱いた。そもそもソクラテスもソフィストの一員と見做されていたことには留意しておきたい。