F-nameのブログ

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京大の国語。

昨日から国公立大の2次試験が始まった。首都圏では一部の交通機関に乱れが生じ、巻き込まれた受験生は大変な思いをしたのではと思う。私の出身大学(卒業大学ではない)でも国語や数学の試験があった。京大の国語は特有の癖があるようで、とにかく大きな分量を書かせる。第3問の古文なら内容が掴めて現代語訳をベースにして書けば良いのだが、第1問の論説文と残り一問の現代文領域では、何を書けば題意を満たせるのかが極めて分かりづらい。コツみたいなものがあるらしい。読書量と比例する訳でもなさそう。因みに第2問については長期的に変動がある模様。私の受けた30年前の頃には近代文語文が出ていた。まだ民法や刑法が現代語からされておらず、漢文読み下し文への適性を測る必要があったから、という説がもっともらしく言われていた。最近は小説が多い模様。長編の一部分を切り取ってしまうと、著者が込めた意味は測りづらいと思うけれど。今年は対談文が出題された。対談をまとめた書籍が増えてきた?のが理由かもしれない。少なくとも小説よりはマシかも。