F-nameのブログ

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netで中傷を受けるということ。(木村花さんの事例に於いて)

ご存知の方も多いと思うが、女子プロレスラーの木村花さんがお亡くなりになられた。女子プロレスラーが木村さんのレーゾン・デートルなのだが、世間ではテラスハウスという番組で日常を中継する番組に出演されていたことから知られていて、その言動が視聴者の気に障り中傷を受けていた。今の段階では推測することしか出来ない(というか真相はご本人がこの世に居ないので永遠に藪の中かもしれない)が、SNSの中傷に耐えかねて自殺されたとのこと。プロレスラーその他の方々が中傷行為に対し批判の声を上げている。仲間が亡くなったのだから当然。けどnetの中傷が無くなることはたぶんない。SNS他Internetでは大なり小なり炎上がつきものだからリスクとして受け入れる他はない。(なお、通称はるかぜちゃんのTwitterを見ていると、中傷するエントリーに対し賠償を求めるのは時間も費用も極めて嵩むのが理解できる。なら規制する法律を作れという議論になるが、下手したら表現の自由を侵害するのでデリケートな問題である)

だったらnetをしないで引きこもっていれば?という意見を見た。木村さんの話以前からよく聞く論法。まあnetに振り回されるのは精神的にあまり良くないというのは頷ける。しかし今や社会生活を送るのにnetやSNSはデフォルトになってしまっている。LINEやFacebookで繋がりたいと言われたことのない人間は少ないだろうし、メールアドレスを持っていないと変な人と思われかねない。それにnetを介して繋がることも精神上で重要なことである。先の木村さんの例では、女子プロレスの広報の為にnetをしたりしていたから、net断ちをしろと言われても無理である。結局はnetに自分を晒す便益とリスクを天秤にかけて生きていく他に手立てはない。それにしても世知辛い世界にInternetもなってしまった。ううみゅ。