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高校数学|数列の極限計算と発散・収束(初歩からの数学第13回)#放送大学講義録

ーーーー講義録始めーーーー

 

1. 正の定数を掛けると発散

任意の正の実数 c>0c>0 に対し

limncn=+.\lim_{n\to\infty}cn = +\infty.


2. 幾何数列の発散・収束

  • r>1r>1 のとき

    limnrn=+(単調増加・正に発散)
  • 0<r<10<r<1 のとき

    limnrn=0(単調減少・収束)

3. 漸近的計算の練習

例1

limnn12n1=limn11n21n=12.

nn n12n1\frac{n-1}{2n-1}
10 0.474
100 0.498
1000 0.4998
0.5

グラフ説明: nn が増えるほど値は滑らかに 0.50.5 に近づく。

例2

limnn+1n+2=limn1+1n1+2n=1.

nn n+1n+2\frac{n+1}{n+2}
10 0.917
100 0.990
1000 0.999
1

グラフ説明: nn が増えるほど値は滑らかに 11 に近づく。