米中間は貿易戦争と化している模様。日本も蚊帳の外ではない。日本企業は中国でも製品を製造してアメリカに輸出しているのだから。論者によっては冷戦状態だとする人も居る。覇権をどちらが握るか、だろうか。日本の取る立場は限られる。防衛するのに米軍は不要だ、と考える人間は少ないだろうし、中国と断交するべきだ、とする人も殆ど居ないだろう。地政学的にも片方だけに与することは無理がある。日本としては何とか米中関係の冷却を避けたいところだろう。困ったものだ。
問題は中華人民共和国の将来が不透明なこと。いつまでも共産党の一党支配が続くだろうか。宗教弾圧や人権侵害が大規模になされているのは、日本としては座視できないだろう。法の支配が貫徹されない国と付き合うのは、ますます難しくなる。基本的人権は西洋のタームだったかもしれないけれど、もはや無視をして良い話ではない。段階的にでも是正してもらうしかないだろう。