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真実。

1989年6月4日に北京で起こった六四天安門事件(以前にも天安門事件と呼ばれた事象があるので区別する)は全世界に衝撃を与えた。当時は外国のTVクルーが多く入っていて映像が多数流れたからである。今でも中国共産党は検索させないなどの言論統制をしているが、そのこと自体が、共産党の主張と違うのが真実だという傍証になっている。日本の学者には、天安門で死者は誰も出ていないのが真実だとしたり顔で話す人が居る。それはそうかもしれない。しかし、何れにしても学生を弾圧したことは変わらない。ディテールdetailに拘るのは歴史研究の基本だけれど、全体としての図柄にも関心を持つべきでは無いのだろうか?