抽象美術という、一般人には到底理解出来ないような芸術の分野がある。具体的な事物を表現しなかったり、仮に物の描写をするにも掛け離れたように描いたりする。20世紀の初頭から展開されているが、どうも写実的に描くことに限界を感じ出して抽象美術に走ったような印象がある。俗に言うクラシック音楽では、20世紀初頭に表現が手詰まりになり(音階を前提にしてmelodyを作らなければならないので)、聞いていて受け入れ難いような曲が作られるようになった。美術でも似たような展開になったのかもしれない。大衆に阿ることをしないのは好感を持つが、分からないものは分からないのが問題。ううみゅ。