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不可知論。

ローマ帝国がキリスト教を国教として以来、西欧の歴史とキリスト教とは切り離せない関係にある。そのことは高校で古代から世界史を学んでおけば知識的には分かることなのだけど、実感を持って理解出来ている人は少ない(私も自信が無いが)。西欧での不可知論は、どうもキリスト教においての神は、そもそも認識が不可能なのでは?そんな疑問から始まる。この疑問は日本人には了解がしやすいように思えるが、それは単に日本人が特殊なだけであろう。この種の疑問は西欧出身の人間にぶつけてはならないものだと処世術を学んだりもするが、理解出来ている人はなかなか居ないで、国際会議などで議論が噛み合わない原因になったりもしている。私は不可知論の方がキリスト教を信仰するより健全だとは考えるけど。