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ヘルスリテラシー(2)ヘルスリテラシーの評価と教育(健康への力の探究第8回)

日本人のヘルスリテラシーは低いと感覚的には思うけれど、平均寿命の長さとどのように絡むのだろうか。

 

ヘルスリテラシーの測定方法と要因。取り組み。日本人を測定すると欧米より引く。プライマリ・ケアの不足。健康教育など。先進国の取り組みや社会のあり方。健康への力を測定。健康関連用語の理解。肥満鬱更年期という言葉が分かるか。カバーする範囲は拡大。機能的でなく相互作用的批判的など多次元で包括的な尺度が必要。社会経済状況やグループによる違い。健康格差の解消へ。死亡率罹患率など現在の健康指標を補完出来る。3つを測定しようとする研究。一般の労働者向けの相互作用的批判的ヘルスリテラシー。新聞書籍など色んなメディアから情報を集められる。情報を選べるなど。情報を元に計画や行動を。それぞれに5段階で回答する。意思決定できる力を。機能的ヘルスリテラシーに留まらない。健康の社会的決定要因を理解し活用できるヘルスリテラシーの尺度も。社会的格差について。所得の少ない人ほど病気になりがち?具体的疾病の食度や健康課題別の尺度も。100以上の尺度。ヘルスリテラシーのリスト。03年のアメリカの全国調査。機能的ヘルスリテラシーの調査。理解できるのは12%。オーストラリアでは60%が持っていないと。12年のヨーロッパの調査では問題があるのが半数。報告書。国による違いの大きさ。低い人達は少数派ではない。健康格差の要因に。日常生活の健康に関わる多様な意思決定を包括的な尺度で。健康との関連が強い。この尺度は環境や個人の能力を求める側面を。日本のヘルスリテラシーは?13年に全国調査。インターネットで。困難がある人は80%。同じアジア6カ国より低い。アジアの中でも最も低い。平均寿命の長さと矛盾?成人期の死亡率の低下が鈍化し、慢性疾患を管理できている人は少ない。自殺率の高さ。調査の質問項目別。47項目の。ヨーロッパと差が大きかったもの。専門家を見つけるのが難しい。生活環境を変えるのが難しい。住んでいる場所がどのように影響するか判断するのは難しい。生活習慣が影響するか?47項目全体では全体として判断したり意思決定したりする項目が特に高い傾向が。
差がついた項目の背景。病気になったときに相談できるところを見つける。日本のプライマリ・ケア。身近にあってなんでも相談できるケアの難しさ。プライマリ・ケア。患者の問題の大部分に対処でき、パートナーシップを描き、臨床医によってなされるサービス。国民のあらゆる健康上の問題について全人的に対応できる地域の保健機能。日本の大部分は家庭医と言えないのが現状。訓練を受けている医師が不足している。ヨーロッパでは医師の半分が家庭医。台湾も早くから家庭医の養成をしている。ヨーロッパでは健康教育の役割も。オランダは家庭医や訪問看護師によるプライマリ・ケアを。サービスの利用者の選択を自由にし選択肢から選ぶ。そのためには情報を入手し意思表示をするヘルスリテラシーが。情報公開度についてもトップクラス。地域看護師のベンチャーが盛ん。自分で判断して決定する。自らの人生に変化をもたらすという信念。世界価値観調査。選択の自由度が高い国ほど人生の幸福感が高い傾向。日本では低い。意思決定できることが幸せに通じる。オランダでは意思決定する能力を学校教育で要請している。様々な情報を入手し意思表示をする。自分で決めることを子供の頃から重視する。保健教育の問題。海外では早い時期からヘルスリテラシーを身につける教育を。日本でも読み書きのリテラシーと同様に、仕組みづくりが求められる。日本人の中学生の調査。全体としては自然に身につくものではなく、教育の機会が必要。健康情報。差があるもの。気になる病気の治療に関する情報を見つける。症状についての情報を見つける。信頼できると判断できる。入手先に問題。市民向けの健康情報をメドラインプラスのようなサイトが無い。ボトックス注射。芸能人で利用が多い?広告が検索結果に多く出る。英語で検索するとメドラインプラスが。簡潔な説明や専門家の説明が入手できるように。検索サイトでは上位にヒットしても信頼は出来ない。SEO対策。検索エンジン最適化。不充分だと専門家の情報が上位に出てこない。存在が知られていないし、順序付けの方法は不明。充分なSEO対策を。論文を無料で検索できない。税金で作った情報は国民の資産。信頼できる健康情報として論文をリサーチする。パブメド。日本ではデータベースはNPOが作成。料金を支払う必要がある。公共図書館や患者図書館が増えてほしい。
世界各国での取り組みの幾つかを。アメリカ。国内の健康格差の問題。ヘルスリテラシーの為の国民活動計画。2つの原則。誰もが健康情報にアクセスできる権利を。分かりやすく提供を。意思決定が保障されることと情報をわかり易く。戦略。様々なコミュニケーション手段で。リスクと利益の双方を理解する。患者中心のメディアを。ソーシャルメディア。FacebookやTwitterなど。線で結ぶことが可能。ヘルシーピープルという政策。情報提供がインターネットが主なものに。優れたサイトを政府が作成。国立医学図書館。メドラインプラスを作成。低い人でも活用可能。健康アプリの検索などが出来る。アメリカ厚生省はヘルスリテラシーオンラインを作成。キーワード検索をしない人にも。ユーザーを巻き込みながらテストし修正する。具体的にどうすると良いのかを行動に移せるように。正確さの保障の為にレビュアー査読者が分かるように。子供の頃からの教育。保健教育基準。発達段階に応じたヘルスリテラシーの養成。意思決定のスキルなど。未就学児の段階から意思決定の能力を。自分ひとりで良いか支援が必要か。理解するだけでなく述べることが、分析するなど知識や情報が活用できるように。WHOのヨーロッパ事務局。13年にヘルスリテラシー確かな知識。WHOは08年に報告書。社会が健康を決めていることを知るのもヘルスリテラシー。批判的ヘルスリテラシーと同じ。行動できているかをチェックし行動に。
向上の為の介入。介入方法。スキルトレーニングや行動変容に焦点を。家族や仲間やコミュニティ、専門職などを対象にした包括的アプローチ。コミュニケーションの向上。行動変容を同時に。情報や価値観を一致させる。エンパワーメント。低い人に自信を持ってもらう。社会参加など。コミュニティでの取り組み。メンバーの問題解決能力を。ピアグループなど。ピアサポート。専門職の能力の向上。共感と理解を向上させる。持続可能にするには行動変容が必要。障害の除去。サービスの利用の促進。バウチャー制度など。予防プログラムへの。ヘルスリテラシーのある社会を作る能力は?批判的ヘルスリテラシー。市民リテラシー。市民が公的な問題を理解し参画する。メディア・リテラシーの重要さ。情報を理解活用する。欧米先進国では信頼できない人の方が上回る。netの活用の重視を。いわゆるオールドメディアの医師の発言を鵜呑みにするのは問題。政府や行政などとも話し合い政策形成を。文化的リテラシー。健康情報を解釈して文化を認識して活動。集団の信念など。社会的アイデンティティ。活用する。エビデンスと一致しているか?あらゆる文化階層などの相手を尊重する。文化の影響力を認識。健康を巡るダイバーシティを受け止める。皆の健康に必要。誰もが気づけるような社会を。

 

健康への力の探究 (放送大学教材)

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