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小此木啓吾。#倫理用語集

昨日のentryで取り上げた「モラトリアム人間」を最初に提起した日本の精神分析学者。フロイト派の精神療法をリードされた先生でもある。決まった時間に定期的にカウンセリングするという治療構造論を定め、その器の中で実施するという原則を確立された。弟子を多く育てたことでも知られる。ただ今の精神科医は時間をかけてカウンセリングをするというより、薬物療法を基本的に実施する人間と化している側面が強い。小此木啓吾先生は2003年にお亡くなりになったけれど、今の状態をどう思っていらっしゃるのだろうか。