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要介護理由と予防の3要素(食と健康第15回)#放送大学講義録

ーーーー講義録始めーーーー

 

介護が必要となった主な原因と予防の要点

介護が必要となった原因割合

介護保険制度における要介護認定理由の割合を見ると、

  • 認知症:18%(第1位)

  • 脳血管疾患

  • 高齢による衰弱

  • 骨折・転倒

  • 関節疾患
    …と続きます。

特に、高齢による衰弱・骨折・転倒・関節疾患といった身体機能の低下が直接の要因となるケースは合計で約37%を占めています。
したがって、身体機能をいかに維持し、自立した生活を継続するかが、今後ますます重要な課題となります。

健康維持に必要な3要素

健康寿命を延ばし、介護を必要としない生活を送るために、以下の3つの要素が相互に関わります。

  1. 運動の促進

    • 筋力・バランス訓練を含む定期的な身体活動

  2. 地域とのコミュニケーション

    • 趣味・ボランティア・サークル活動などによる社会参加

  3. 毎日の食事

    • 咀嚼・嚥下機能を維持する食形態の工夫

    • 栄養バランスの整ったメニュー

    • 食事が楽しめる環境づくり

これらを複合的に実践することで、心身の健康を維持し、要介護リスクを大幅に低減できます。