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子どもと大人の関係をどうみるか(教育文化の社会学第2回)

日常も編集によりドラマになる、との指摘が鋭いと思った。blog文化にも通じるかも。

 

「こども」への「大人」の眼差しが変わった?
アリエス「子供の誕生」。日曜歴史家。日常の在り方に光をあてる。
何故関心を?60年に出版。「子供」に対する様々なイメージ。中世期には子供期は殆ど存在せず。17世紀に特別な意識が。家族と学校から。家族の変化も。開放的な家族から閉鎖的家族へ。近代的家族の成立。家族のもたらす抑圧性。広々とした関係から。愛情や保護の眼差し。93年山岸凉子。「鬼子母神」。母性の両面。近代的家族の抑圧性。濃密な愛情。愛そのものに内在する抑圧。研究方法は?多くの人が認識しているものを。深いレベルを。アナール学派とも相互に影響。民衆文化に着目。アラン・コルバン。音の風景。記録を全く残さなかった人間から描く。日常の変化。「ライフインザデイ」ある1日の世界中の記録。2010年7月24日。普通の日常生活が特別なものに。ソーシャルネットワークムービー。昔の日常生活が今では魅力的。投稿された動画は互いに似ていた。子供への眼差しなど、個人的なものが多い。関心が集約されるもの。無意識的な思考傾向。編集の腕。アナール学派が読まれるのも編集に鍵?エディターシップ。感情や感受性。手法として確立出来る?
大人の願望であることが多い。表象を通して。何気ない日常の現実を捉えて編集し、一つのストーリーにする。生活は一つのドラマ。
関係は複雑になっている。何が大人になることなのか、曖昧になっている。大人になるのを前提にしないような文化の在り方。カワイイ文化の大人や男性への広がり。海外へも。未成熟はマイナス評価では必ずしも無い。フラットな関係に。メディアの展開で大人と子供は同じ媒体を。空間的な距離や時間的距離が縮まる。不安な危機感のみならず、開かれた新しい関係へ。ポスト近代。

 

教育文化の社会学 (放送大学大学院教材)

教育文化の社会学 (放送大学大学院教材)

 

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