この真夏の日本は死者を弔う時節になっている。特に75年前の8月は、ヒロシマやナガサキ(敢えてカタカナにしているのに注意)に原子爆弾が投下され、ソビエト連邦が日ソ中立条約に反して満州や樺太千島列島に侵攻し、日本への空襲も継続しており、多くの死者が出た。まあ8月に限らないが死すべき者とは言えない人間が多く亡くなっている。75年前の今日の玉音放送で終戦ということにはなったが、それでも戦禍で亡くなる人間は多かった。今の日本の法制度では、死すべき者は死刑宣告を受けた人間だけということになっている。ただ実態はそうではないかもしれない。