F-nameのブログ

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2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「感染爆発」という言葉。

以下も違和感「『感染爆発』と伝わると、真っ先に行動が抑制されるのは高齢者。あまり過剰になって健康維持のための朝の散歩を取りやめたり持病の通院を中断したりするのは、逆に健康にリスクになる」「感染爆発」はそもそも、昨春に「感染爆発の重大局面」…

都市の地域集団(2) -ボランティア・NPO(都市と地域の社会学第10回)

友人がNPOを組織したりしているのでフォローが必要なのかなとも感じている。 原田謙。都市の地域集団、ボランティアやNPO。前回は伝統的地域集団の町内会や自治会。全戸加入の性格。限界と課題をめぐりNPOと町内会の連携が課題に。都市の地域集団のボランテ…

だますこと・詐欺。

弊店が入居する百貨店ではBGMが流れている(以前の雑居ビルには無かったが)。定期的に流れるのは詐欺に関するものである。百貨店の関係者を装い、不正行為があったのでクレジットカードを回収に来て暗証番号を聞き出すというものである。BGMで警戒を促す内容…

最寄り駅でのbarrier free。

朝のentryにも書いたが、バリアフリーbarrier freeのことについて書く。 私がほぼ毎日使用している阪急の駅は、今世紀になっても改札とホームの間に階段しか無かった。つまりバリアフリーにはほぼ縁が無い所だった(点字タイルはあったから皆無でも無かったが…

都市類型と社会構造(都市社会構造論第9回)

都市の分析は現在においてもますます必要になっていると思う。 北川由紀彦。都市類型と社会構造。都市と聞いてどのような都市を?日本の都市に限定した場合は?世界の日本の都市には歴史や特徴、人口構成や関係も異なる。色んな都市があり、人々の関係。都市…

容赦しない。

「配慮したり手加減したりしないさま」というのが大雑把な意味内容になるであろう。障害者の世界で最近になり聞かれる言葉に「合理的配慮」というものがある。障害のある人がない人と同様に人権を実現する為に必要な個別的な調整のことである。ただ費用面の…

カーネルサンダースの像とTigers。

朝のentryでは、カーネルサンダースの呪いについて書いた。私は2009年の水都大阪というイベントで、道頓堀から発掘?されたカーネルサンダースの像を見たことがある(blogでもupした記憶があるので後でリンクを貼りたい)。像が落とされた1985年からほぼ四半世…

セルフケア論(看護学概説第8回)

慢性疾患を抱える身には自分でケアをできる能力を養うのは必須なこと。 井上洋士。セルフケア。慢性疾患は長期的経過を。症状がないことも多く。自己管理のMotivationが難しい。セルフケアが中核に。何をセルフケアするのかは多様。まず主に慢性疾患でのセル…

呪い・呪詛。

1985年(昭和60年)10月16日に阪神タイガースが21年振りにリーグ優勝をした晩に、狂喜乱舞したファンがバースに似ているからとKFCの店頭にあったカーネルサンダースの像を胴上げして道頓堀に投げ込んだ(それにしても重かっただろうに)。その後はタイガースtige…

洛内の人間の「応仁の乱」。

朝のentryで「不敬虔」について書いた。アランの定義集の未定義語に項目があったから記したのだが、私も含めて日本人には了解が致しかねるところがある(丁寧にぼやかしているけど)。どうも日本では一神教が定着しないようで、キリスト教もイスラム教も信者数…

授業研究と教師の成長(カリキュラムと学習過程第8回)

授業研究なるものが通っていた小学校では頻繁にあったのだけど、高槻の特殊な事情だと思っていた。全国どこでも実施されているのは意外だった。 久野弘幸。授業研究と教師の成長。ある教室の風景についての日記。沢山の先生が授業を。色んな先生がたくさん来…

不敬虔。

キリスト教の神を信じないこと。キリスト教を信仰する人間にとっては、そうでない人間全てが不敬虔とされる。ただ近代市民国家が形成されてからは信仰の自由が徐々に定着している。なので不敬虔と言われる回数は減っていると思われる。 ところでイスラム教を…

自民党が勝利するとの予想。

今更だが政権TOPとその周辺の話を。菅義偉総理は衆議院を解散させる権能を有する。慣習的に総理1人で判断でき、「解散しない」と述べていても覆すことが出来るとされる。なので総理にとり有利とされる時期に総選挙に持ち込むのが可能である。今回でも9月に日…

「国土開発」とグローバリゼーション(グローバル化と私たちの社会第13回)

どうも御厨氏の認識と私の認識がずれているかもしれないというのが率直な印象。勿論私の認識が間違っている可能性はあるけれど。 御厨貴。国土開発とグローバリゼーション。グローバリゼーションというのを日本の近代まで遡る。鎖国日本から開国日本へ大きな…

激情。

1929年からの世界大恐慌では日本経済にも深刻な影響を与え窮乏する人間が急増した。これを救おうとする勢力は多数あったが、軍の青年将校はかなりの勢力を占めるようになる。貧しくなっている農村出身者が多くを占めたのが理由である。青年将校の激情から五…

選択的夫婦別姓制度について。

昼のentryでは、放送大学の講義で「家族と法」という単元であった。民法の中での家族法は、家族関係についての基本となる法律の位置づけになる。その中で、婚姻をする男女(厳密には婚姻届を出す場合で出さない事実婚は除く)は男性か女性かどちらかの性を決…

家族と法(民法第14回)

夫婦別姓を認めると家族の美徳が云々言う人が居るけれど、夫婦別姓の国で家族が成立していないことを示して欲しいと思う。 円谷峻。本山敦。家族と法。現代の家族について法の立場から。家族法を専門にされている本山敦教授を招いて補足説明を。現代社会にお…

突飛なこと。

以前に出身高校に入るとかなり突飛なことがあったのを書いた。 blog.kaname-fujita.work それで高校を卒業して大学受験予備校に行って京都大学法学部に入学したのだが、当時は入学生を迎えるのに「イカ京コンテスト」という催し物を大教室で開催していた。「…

総理の意思決定についての雑感。

日本に住んでいる人間は既に皆が知っているであろうが、菅総理大臣が自民党の総裁選に出馬しないことで総理も辞任することになった(今の政界では自民党総裁が必然的に総理大臣になるから)。色々とマスコミでは論じられているが、結局は八方塞がりになった…

精神分析批評(1) -テクストの無意識(文学批評への招待第8回)

文学の批評は基本的に勝手に出来ないものだと思うけれど、よく知る文学作品なら自分なりの解釈に手を染めたくなるのだろう。 山田広昭。濱中博久。精神分析批評。テクストの無意識。精神分析とは?特に言語や文学の問題とどう繋がっていたのか、フロイトの考…

不死の。

今年の夏に立花隆先生がお亡くなりになられた。様々な著作を作り上げた方なので説明は不要かもしれないが、恐らく世間を最も騒がせた作品は、「田中角栄研究」であったと思われる(ただ当人はそれが気に入らなかったようだが)。 田中角栄研究全記録(上) (…

総理不出馬と迷宮ラビリンス。

菅義偉総理が今月にある自民党総裁選に出馬しないのが本人の発言から明らかになった。12時過ぎにYahoo!NEWSで知ったのだが驚いている。歴代総理の大半もそうであるが、菅総理も政権を維持しようと様々なことをしてきたと思われる(NEWSにならない話もあるだろ…

都市空間と居住分化(都市と地域の社会学第7回)

社会学の萌芽が見て取れる。 盛岡清志。都市空間と居住分化。都市空間に対する社会学の関心。居住地開発。どのような人が住んでいて空間の分化が。都市空間に関する社会学の研究は都市拡大のメカニズムを。変化を捉える。歴史は長い。20年代のシカゴ学派から…

公平。

今回の新型コロナウイルスへのワクチン接種では政府や自治体はかなり頑張っているように思える(理想論を言えば五輪前に終わらせておくべきだったとは思うが切りが無い)。問題になるのはどのように接種を進めれば公平なのかということである。大雑把な順番…

予約無しの接種会場とその後の顛末。

若者のワクチンの接種率が低いので上げようと、東京都が予約無しで接種が出来る会場を渋谷に設営したのはNEWSでご存知のことかと思う。予約無しなのだから先着順にならざるを得ないのだったが、異様に(あくまで東京都の感覚である)希望者が多くなってしまっ…

日本の都市社会形成の経緯(都市社会構造論第8回)

資本主義の経済段階の認識は必要。 玉野和志。日本の都市社会形成の経緯。日本における都市社会の形成過程を欧米との比較で特質を。先進国とも途上国とも異なる。ヨーロッパを対象とした都市社会の経緯。都市サイクル仮説。対応した資本主義の発展の諸段階。…

いらだち。

人民網日本語版の記事を読む。昨年の10月に掲載されている。 http://j.people.com.cn/n3/2020/1012/c94474-9768228.html 差し当たり中国政府がどんな認識をしているかは伺える(ただあくまで建前であるが)。自民党内で世代交代が為されており(まあ人間は不…

防災の日の由来とcovid-19。

今日9月1日は防災の日である。何故1月17日でも3月11日でも6月18日でも無いのかというと、98年前の9月1日に関東大震災が発生して約10万人の死亡者・行方不明者が出たからである。現在でも日本での最も大規模な地震災害である(全壊又は全焼の家屋は30万件を超…

社会-空間構造の分析手法(都市社会構造論第7回)

研究のデータの表示はかなりいい加減なので、トリックの仕方を学ぶことが必要。 高木恒一。社会空間構造の分析手法。理論的視点が前回。実際の手法を。社会空間構造の分析には地図を使う。研究者自身が作成。電子データの活用で身近なものに。地図作成との観…

幻想。

吉本隆明先生(以下敬称を略す)が「共同幻想論」を発表したのは1968年のことである。 改訂新版 共同幻想論 (角川ソフィア文庫) 作者:吉本 隆明 KADOKAWA Amazon 吉本隆明『共同幻想論』 2020年7月 (NHK100分de名著) 作者:先崎 彰容 NHK出版 Amazon それで殆…