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ソーシャルワークの歴史(社会福祉実践の理論と実際第4回)

ある意味アメリカ史であったと思う。アメリカがダイナミズムに富んでいるのは言えるかも。今現在でも、恐らくは将来も。日本もそうなれるのだろうか?

 

近代に出現したソーシャルワークの歴史。歴史の意義。宗教から専門的援助への世俗化。ソーシャルワーカーの実現後、アメリカでの歴史。援助技術の進展。ソーシャルワークのルーツ。
歴史を学ぶ意味。社会福祉やソーシャルワークは実践的学問。歴史から学ぶ意味はある?黒人差別の実態。活きた知識は動き出す。アフリカ系黒人の歴史。ヴァイツゼッカー。盲目である。定義自体も揺れており、アイデンティティも不明確。16年に新しいソーシャルワークの定義。各国の事情により検討を。背景となる文化や歴史を知る。全体像や定義を明確にするために。過去の死んだ知識を集積するのではなく、実践的意味がある。歴史とは歴史家と事実との対話。過去は現在の光に照らして初めて理解出来るもの。歴史の二重性。実践と理論との対話。優れて実践的な意味を問う。多岐に渡るのでアメリカを対象に。
ソーシャルワークの源流。源流としての愛の概念。何処に源流が?ユダヤ教的な正義と愛の概念。キリスト教的な愛の概念。アガペー。無条件の愛。援助する側の動機。組織性を欠く恣意性が。宗教的なもの。一つの社会福祉史の遺産として。欧米諸国では資本主義の矛盾。失業問題と貧困問題。恣意的な活動では対処出来ず。社会問題への対応。教会から国家へ。世俗化。個人の恣意的な活動を組織化。ボランタリーの運動。セツルメント運動。
COS運動。ロンドンから慈善組織化運動。アメリカにも導入。友愛訪問員。各教区を巡回。貧困家庭を支援。宗教との連携を弱めながら活動。有給化。プロフェッショナルな。今日のソーシャルワーカーのルーツ。リッチモンド。1899年に養成学校が。COSはアメリカにおいて急速に発展。自助を強調する。ボランティアに頼らざるを得なかった。プラグマティックな。女性の新たな職業の可能性を。セツルメント運動。スラム街などに入って貧困者と共に生活をする。労働運動や芸術運動へも。起源と言われているのは1864年のニューヨーク。労働者階級を社会推進の主役と認める。1889年。シカゴ。ハウハウス。ソーシャルワークの源流。保育園、児童活動など多岐に、共に生きること。大卒の女性が職業による自己実現を。ケースワークの誕生と専門職化。専門的サービスを。セツルメントの動向。セツルメントとCOSは反目していた。COSを疑似科学性と。ソーシャルワーカーは専門職ではない?1917年に、既存の学問をベースに学問知識の共有を。リッチモンド。ケースワークの定義を明らかに。ケースワークの確立。ソーシャルケースワーク。パーソナリティを発達させる。全米慈善会議から全米ソーシャルワーク会議へ。宗教から専門職へ。世俗化。
精神分析の影響。戦争に際しての軍人やその家族のケアのニーズが。アメリカは経済的繁栄を。心理面への影響。精神科領域で精神医学ソーシャルワーク。精神分析のフロイト。新大陸アメリカで精神分析は隆盛に。精神分析理論が融合。診断学派。世界大恐慌。失業など経済政策の問題。35年に社会保障法。コミュニティワークの確立。機能学派と診断学派。激しい論争。機能学派。ランク。ソーシャルワーク論。本人の意思の尊重。社会機関の機能の重要性。クライエントの肯定的人間論。ペンシルベニア学派。診断学派と正面から論争。排他的にもなる。折衷を図る。ソーシャルワークへの批判。援助対象の焦点は心理面に。精神分析への過度の傾倒。60年代。公民権運動。人権に基づく闘争。大きな価値転換。ベトナム戦争がベトナム国民を苦しめる。豊かになり貧困は消え去った?貧困の再発見。64年に貧困戦争。マイノリティの権利運動。ケースワーク理論の外部からの批判。素人の精神分析化。保守的傾向にメスが。科学的視点そのものから。ソーシャルワークに効果があるのか?援助効果の測定。65年。科学的統制群実験法。ソーシャルワーカー。殆どソーシャルワーカーの援助は効果がないどころかマイナスに。無用論まで出てきた。ケースワークは死んだ。再生への期待?クライエントの権利を擁護する。
ソーシャルワークの統合期。焦点に関する問題。個人なのか社会なのか?好景気には心理面へ、など揺れ動く。カリキュラムにおいても分断されてきた。個々に分断されたものではなく、総体としてのソーシャルワークの。ソーシャルワーカーが使い分けを。ジェネリック的な。システム思考。一連の理論。閉塞状況にある二元論の?ホリスティックな視点。一元化を図る。円環的把握を。ソーシャルワーク理論の主流に。エコシステム論。危機介入。行動理論。ソーシャルワーク論の新たな胎動。システム論自体への理論。保守的傾向が問題。現状維持に都合が良かった。生態系の維持が問題。マイノリティからの視点では、社会を主体的に変革を。実際の介入となると心理学的アプローチだったりで二元論の傾向が。歴史性の欠落。アイデンティティを含めた歴史的人格性の欠如。生態学をメタファーにしている。意味の復権を。主体的な面が問い直される。ケアマネージメント。システム論の延長。経営やマネジメントの概念を。合理性の観点を。サービスの提供。エンパワーメント。パワーを自ら獲得して自立を。ストレングスモデル。長所強さ。活用モデル。問題点のみを指摘するのではなく、長所や強さに焦点を。残存能力の強みを。セルフヘルプグループ。専門家とのパートナーシップか、専門家の排除か。ナラティブモデル。
メアリーリッチモンド。運動を知るのなら、創始者を知るのが最も良い。素晴らしい親友になってくれる。決して会うことはないが、本能的に洞察力を与えてくれる。

 

社会福祉実践の理論と実際 (放送大学教材)

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