F-nameのブログ

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2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

大寒から立春へ。

昨日から大寒である。1年の中で最も寒さが厳しい時期にあたるとされる。今年の冬は高槻(ご存知で無い方は大阪市と京都市の中間と考えてもらえると幸いである)でも、何日かは朝に氷点下まで気温が下がっている。ここ数年は暖冬で氷点下にまでなる日は無かった…

中国近世の対外関係(東アジア近世近代史研究第5回)

異様に込み入っていてややこしい。2000年もの間何も変化がない等という中国史のドグマは、かなり眉唾ものといえる。 夫馬進。中国近世の外交。主に3つの時期。宋代、明代初め。明代末期から清朝。中国の固有の型。秦の始皇帝からヨーロッパ列強の影響を受け…

卑怯な。

平安時代の末期に源平合戦(源氏と平家の武士集団同士による一連の戦い)の内、最後の戦いとなったのが壇ノ浦の戦いである(この戦いで平家は滅びた)。この戦いは海戦なのだが、源氏の指揮官の源義経が平家の水夫を攻撃したのが勝利の要因とされることがあ…

五百旗頭真先生の思い出。

今日の昼のentryでは、放送大学の特別講義として五百旗頭真先生が語られた内容の書き殴りをした。文章の形にはなっていないが、講義の雰囲気は伝わると思うので、一読をしていただければと思う。 内容についてはいずれ触れるとして、私は京都大学の法学部の…

東日本大震災からの復興に携わって―復興構想会議を中心に―(放送大学特別講義)

五百旗頭真先生の講義を私は京都大学で聴いていた。お声を聴いて懐かしさに胸が締め付けられた。 五百旗頭真。11年3月11日。東日本大震災。かつて記録されたことのない大きな地震や震災。マグニチュード9.0。3県を中心に。最大の犠牲者を出したのは大津波。…

能力。

法律の世界では、民法や民事訴訟法などで「〇〇能力」という形で「能力」が出て来る。意味としては「△△が出来る」ということもあるが、厳密には「□□をするのに必要とされる一般的な資格」と一般には定義される(しかしほぼ同じ意味として考えても差し障りは…

地上電話への様々な着信。

今日は雪が降ったり晴天になったりと、ややこしい天候に見舞われている。そろそろ立春なので暖かくなってほしい。 たまたま昨晩に中途覚醒したので、睡眠が足りない。それで自宅のベッドで横になっていると、地上電話(要するに有線の固定電話)の受話器から…

教育行政の独立性:教育委員会(教育行政と学校経営第5回)

かなり技術的な要素が大きい講義だったと思う。まあ法技術も教育行政には必要だけど。 本多正人。国立教育政策研究所。教育行政の独立性、教育委員会。地方における教育行政。教育運営の実際。総合行政と教育行政のバランス。日本の教育委員会制度はアメリカ…

純真さ。

1996年5月(つまり今から24年も前のこと)にCDとしてリリースされた中に、「アジアの純真」という曲があった。PUFFYという女性の2人組のデビューの際に出された。作詞は井上陽水なのだが、曲全体の雰囲気を重視したので、相当いい加減な内容である。最初に「…

共通テストでの受験生の失格の訳。

大学共通テストが一昨日と昨日に行なわれたが、マスク絡みで受験生が失格になったそうだ。何でも鼻にかかるようにマスクを着用しないで、何度か注意されても従わなかったからという話である。マスクをつけると試験が落ち着いて受けられない過敏症を持つ人間…

公教育制度の展開とゆらぎ(教育学入門第5回)

学校と言っても様々なので単純化して語るのは難しい。大枠を捉えることが重要なのかも。 永井聖二。岡崎友典。公教育制度の展開とゆらぎ。公教育制度の現状。批判について。制度のきしみ。緊張関係が目立つ。脱学校論も大きな影響を。公教育制度の現状。市民…

卑劣。

小中学校の教師については様々な議論が為されている。皆が義務教育を受けているから誰もが一家言を持つ領域でもある。近頃になり明らかになっているのは、(あくまで)一部の教師が生徒に対し性的虐待を行なっていることである、事例として多いのは、男性教…

1995年1月17日午前5時46分から26年。

表題の日時を忘れられない人はかなりの数居る(それより2011年3月11日午後2時46分を忘れられない人の方が多いと思うけど)。阪神・淡路大震災の発生時刻である。関西圏ではTVで追悼番組を生放送で流すのが通例である。今年は早起き出来たので(例年は目覚めたら…

ワーク・ライフ・バランスと健康(健康と社会第5回)

長時間残業が恒常的になっている職場で働いていたことがあるが、皆が仕事に飽いていたのを記憶している。自分の世界が広がらないところで働くのは自分にとりマイナスなのだろうと実感した。 山崎喜代古。ワーク・ライフ・バランスの必要性。仕事と家庭、どち…

静かな。

前回の衆議院選挙は2017年に行なわれた。某知事は国政選挙に打って出ようとしたが、「排除」するとか何とか言ってしまい反与党勢力を分裂させる羽目になり、自身は出馬することもなく見事に政権奪取は出来なかった。それで今年2021年は確実に衆議院選挙が行…

共通テストよりハードな関門のこと。

昨今の報道では、大学入試共通テストの話題が頻繁に出る。今更だが、今年の受験生はcovid-19の影響を受け、しかも試験形式が頻繁に変更になると言う悪夢のような経緯になってしまっている。健闘を祈るとしか書けないけど。 しかし、それよりハードな経験をし…

国際法の主体 -国家と非国家主体-(国際法第5回)

ドロドロした事案が多い印象を受けた。そもそも国家なのかどうかよく分からない政治権力も少なくない。結局は具体的に考えるしかないのかもしれないけれど。 柳原正治。国家の資格要件は?他国から国家として受け入れられるか。国家承認が中心。非国家主体の…

聖杯。

イエス・キリストの死刑執行の前日に於ける「最後の晩餐」で使用されたもの(英語ではHoly Chaliceと呼ばれる)。最後の晩餐を描いた絵画として有名なのはレオナルド・ダ・ヴィンチが描いたものである。イエス・キリストとその弟子である12使徒が横一列に描…

カレンダー売場の撤収。

この年末年始は弊店ではカレンダーcalendarを販売していた(今もあるかもしれない)。だだ厳密には店内とは違い、隣接するイベントスペースを借りて販売をしていた。昨季まではフェアの場所でしていたのだが、賃借することで別のフェアも同時並行で展開するこ…

映画の分析 -テクストとしての映画(文学批評への招待第5回)

DVDを手に入れて鑑賞するのも面白そう。映画10作品が入っていて2000円くらいDVDがあるので、暇つぶしにも良いかも。 野崎歓。濱中博久。映画の分析。テクストとしての映画。小説との関連。小説の映画化作品。映画の独自の点。アンドレ・バザン。3つの視点か…

大災害。

昨年の1月頃までは、「災害」で連想するのは地震や津波、集中豪雨や台風、それから大雪、まあそんなところであった。勿論これらに対する備えは必要であるのは言うまでもない。しかし今現在の「大災害」は、COVID-19の感染拡大である。殆どの人が予想もしなか…

緊急事態宣言の弊店での影響と今後。

昨日に関西圏の3府県や他の県でも、首都圏に続いて緊急事態宣言が発出された。去年にも宣言が出されたが、内容としては違っている。主なものとしては、飲食店の夜間の営業時間の制限とテレワークteleworkの促進である。弊店が入居する百貨店でも、Starbucks…

総論(4)  心理学における投影法と関連領域(投影査定心理学特論第4回)

自分にとり新しい学問に取り組む時は研究史を認識しておくのが有益。 伊藤宗親。心理学における投影法と関連領域。投影法が他の学問領域と。芸術作品と投影投影法。絵画を。画像検索を。黒澤明「羅生門」。三者が証言を全く異なる。人間不信を。羅生門は芥川…

甘い言葉。

昨今はお見合い結婚より恋愛結婚の方が圧倒的に多い(結婚できるならどちらでも良いとも思うけど)。男女(便宜上そう書いているが最近は女性同士や男性同士のペアもある)が結婚に至るまでは甘い言葉を互いに交わしているが、結婚してから生活を共にすると…

京都駅近くのルーティン行動とMcDonald。

今日は早朝から京都駅近くのクリニックに。医師の診察を受けていつもの薬を処方してもらう(もちろん薬局で)。私自身の体調としては通常と変わりはないのだけど、様子を医師に診てもらうのが大事。変化があっても自身が気が付かないこともあるのだから。差し…

記憶を記録に/津波で失われた写真の回収、修復、保存、返還作業(放送大学特別講義)

高槻で地震があったことさえ私は忘れていたから、東日本大震災なんてすっかり忘却していた。しかし忘れるべきではないと強く思う。 高橋和夫。「パレスチナ子どものキャンペーン」。岩手県大槌町。震災の3周年が近づく。震災の直後から。市民団体。事務局長…

偽善家。

新潮新書で「偽善者たちへ」という題名の著書を出されているのは百田尚樹先生である。 偽善者たちへ (新潮新書) 作者:百田 尚樹 発売日: 2019/11/14 メディア: 新書 内容は目次をご覧いただければある程度は理解できるかもしれないが、そもそも書籍の現物が…

お天道様とそれに纏わる懸念材料。

最近の天気予報から予測されていた通り、今朝は大雪。私が子供ならはしゃぎまくっていたと思うけど、さすがに最近は喜べない。阪急電車が動いているか不安だし、弊店への商品が濡れて売り物にならないと困る。そもそも荷物が届かない可能性もある。以上の通…

日本仏教の思想3 -法然・親鸞と浄土信仰(日本仏教を捉え直す第4回)

鎌倉時代はかなりの混乱の時代のように思えるが、その方が思想は育つものらしい。鎌倉時代と比べ現代はどうだろう? 頼住光子。専修念仏の法然と親鸞の思想。前提として鎌倉仏教を捉える視点。一遍や日蓮などが活躍。時宗、臨済宗、日蓮宗など。これらを鎌倉…

ぶっきらぼう。

俗に言うライトノベルの主人公の恋愛相手の描写として頻繁に取り上げられるのが「ツンデレ」という性格。日常的には「ツンツン」してぶっきらぼうな態度を取っているけれど、あるキッカケで「デレデレ」して好意的な態度を取るというものである。要は両者の…