F-nameのブログ

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2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「人事は政治」の現代版。

昨日の昼に自由民主党(党名通りに自由主義や民主主義を実践していないと主張する人間も居るが)の総裁選挙が終了した。それで選挙が終われば「ノーサイド」ということで団結して総選挙(某野党党首はこれまでは準決勝で総選挙こそが決勝戦だと話す)に臨む…

リスクの認知と受容(生活リスクマネジメント第5回)

原発のリスクの認識は人により極めて異なる。まあ最低限の安全性を確保するにはどうしても費用負担や人的負担が必要。 奈良由美子。リスクの認知と受容。リスクの認識の局面。認識のプロセス。ヒューリスティックで認識。では実際に具体的なリスク事象。リス…

不安。

どういう訳なのか今季の阪神タイガースTigersはセ・リーグの優勝戦線の一翼を担っている。先に「どういう訳なのか」と書いたが、考えてみればセ・リーグは6球団しかない。そして何処かのチームは優勝するのだから首位を競うのは確率論的には稀なことではない…

総裁選挙での投票姿への視線の話。

今日は自由民主党の総裁選挙が行なわれた。国会議員の投票は某ホテルの3000人収容が可能な大宴会場で実施されたのであるが、実際に投票用紙に記入する場所は、壇上の中央の部分である。一般国民が投票する国会議員の選挙と同様に、何台かの記入台が連なって…

精神分析の本質 -現実と幻想-(精神分析とユング心理学第4回)

大学院生の授業の事例が出ていたが、退行が必要なのは大人になってからなのかもしれない。 森さち子。現実と幻想は本質的テーマ。現実は心の外。適応しながら生きていくしか無い。心の内側でいかようにも変容。想像を自由に。色んなことが自在に。限り無く主…

無実。

日本の刑事裁判では検察側が起訴して起訴事実を立証出来なければ被告人は罪に問われない、これが原則である。ところが被告人が無罪とされることはごく稀である。有罪なのが事実ならちゃんと刑事裁判は機能していると言えるが、犯罪となる行為をしていないの…

緊急事態宣言などの解除と第6波。

NEWSでご存知かと思うが、9月末で新型コロナウイルスの緊急事態宣言とまん延防止等重点措置が解除になることが決定した。ただ飲食店への要請は一部残すとのことであるのが何となくモヤモヤするけれど。今日の決定を待てないと飲食店や卸業者は既に準備を始め…

文学作品の論じ方(国文学研究法第4回)

文学に関する評論を読むのも勉強になるのだと思う。 島内裕子。文学作品の論じ方。前回の内容を。文学作品の本文、原文の文章が異なる。源氏物語や斎藤茂吉の短歌。最初に発表されたときと改訂版を。どのような論点があるか。研究法の導入となるように。3つ…

不正。

1955年に保守合同で自由民主党が結成され政権が長期になり、内部での派閥間の競争が熾烈になった。特に総裁選では派閥の領袖が候補に擬せられ、名乗りを上げる候補の間で札束が飛び交う有様になった。当時も公職選挙法が存在していたが選挙資金の規制の側面…

今月は2日後になった給与振込。

今日は9月27日の月曜日であった(ユリウス暦は世界共通とみれば問題は時間帯だけだろう)。駅前の銀行のATMの入口を見ると、銀行の建物の外まで行列が。それも密のような趣である。 日本では会社などに勤める被雇用者の給与は、就業規則などの定めで毎月25日に…

近年キャンパス文化事情 -まじめ化する大学生と学生の「生徒化」・大学の「学校化」(子ども・青年の文化と教育第10回)

有名高校から有名大学、有名企業に入るというキャリアパスは上手く機能しているのだろうか?この点を検討する必要がある。 岩田弘三。近年キャンパス文化事情。学生の生徒化と大学の学校化。大島先生「大学就職部に出来ること」。近年の大学生の就職問題。前…

不当な行為。

暴力団対策法という名称の法律が1992年(平成4年)3月に施行されて何回か改正もされている。その名の通り暴力団の活動を封じ込む法律である。正式名称は、「暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律」である。昭和の時代には、高倉健などを擁したヤク…

梅田3景。

今日は慌ただしくてblogが書けていないが、先日の写真を3枚アップして簡単な説明を。どれも梅田でのもの。 新梅田食道街(「食堂」ではないのは試験に頻出)のMcDonald横の喫茶店のモーニング。 タカラヅカでも柳生ネタをするんだ。まあ銀英伝をしたのにも驚い…

公共哲学としてのリベラリズム(公共哲学第3回)

現実を見据えながら理論を読み解いていくのは重要な作法だと思う。 山岡龍一。公共哲学としてのリベラリズム。ジョン・ロールズ。後半部でゲストを。リベラリズム。とりわけ西洋社会で主流な公共哲学。功利主義もリベラリズムの一部に。修正されたベンサム解…

忘恩。

「忘恩の輩」とは思われたくないが、自分が知らないことは数多い。2011年3月11日の東日本大震災では幾つの国が救いの手を差し伸べたのは分かるだろうか。少なくとも20を超える国が支援に被災地に入られている。 外務省: わかる!国際情勢 世界が日本に差し伸…

高槻センター街とnetでの公開討論会。

昨日は仕事が終わり、所用を終わり久しぶりに高槻センター街に入る。大昔は京口町商店街と呼んだそうだ。私が子供の頃には(昭和50年頃には)既にアーケードがあり、小学生の身ではめったに行けなかったので非日常の感覚(当然だがそんな概念は身についていなか…

標本に基づく推測統計(1):統計的推定(社会統計学入門第4回)

母集団の推定は知っておかないとトリックに騙される場合がある。 林拓也。標本に基づく推測統計、統計的推定。社会調査の計測からの値、比率や平均などは該当した人の実態を表す。ただし社会調査の結果は回答者に限定して解釈するだけでなく、結果を元により…

不誠実。

日本の民法の1条2項にこうある。「権利の行使及び義務の履行は、信義に従い誠実に行わなければならない。」。信義誠実の原則とも呼称される。社会共同生活の一員として互いに相手の信頼を裏切らないよう誠意をもって行動することがその内容である。もちろん…

掛かってくる電話の数の多さと体育の日。

弊店で勤務していると、やけに掛かってくる電話が目立つ。もちろん悪い話ではない(お声がけが多いのは必要とされている証明だから)。お客様からの電話は商品の問い合わせが多い。それは在庫を確認して対応する(最近はスマホのアプリで確認も出来るが)。後は…

リスク認知とバイアス(生活リスクマネジメント第4回)

認識を客観的に出来れば理想だけど、そうはいかないことを予め分かっておくことは必須のこと。 奈良由美子。リスク認知とバイアス。リスクの様相。リスクとは?現代社会には?リスクの認識の局面。生活者の側から。人々がリスクの認知を。認知バイアスとは。…

寛大さ。

近畿圏に居住しない人間にとって近畿圏の大学の事情は分からないのが通常であろう。国公立大はさておき、私立大学の場合は「関関同立」という大学群が最も幅を利かせるところである。関西大学と関西学院大学と同志社大学と立命館大学の4つであり、高校の格付…

秋分の日と緊急事態宣言。

今日は秋分の日である。この日を境にして、夜の時間が昼の時間より長くなるとされる(厳密にはまだ昼の時間が長くなっているが)。祝日法での趣旨としては、「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」こととされる。元々からお彼岸とされていて、今日辺り墓…

精神分析のなりたち(精神分析とユング心理学第2回)

そもそもフロイトの精神分析は科学的なものとは言い難いという話を時々耳にする。かなり誤って理解がされている模様。 森さち子。精神分析のなりたち。今から100年以上前に。19世紀末、ウイーンでフロイトが生み出す。フロイトの生い立ちとウイーンの時代背…

不謹慎。

昨年の春からのコロナ禍で、マスクを着用しないことは不謹慎な行為と一般的にみなされる。何回か書いているが、弊店の所在する百貨店でも従業員はマスクを着用するし、来店されるお客様にも着用されるよう求めている。ただマスクの着用が求められない場合も…

事故で唐突に形成される行列。

私は阪急電車に乗って(といってもここ数年は一駅しか乗車していないが)通勤している。今日は早めに来て阪急電車の駅近くでの所用を終わらせてから職場に向かったけれど、阪急からJR高槻市駅までの道がかなり密になっていた。 高槻の中心部はかなりメジャーな…

新しい学校像と「学力低下」問題(戦後日本教育史第14回)

結局はゆとり路線はきちんと意図が把握されていたのかどうかは疑問の余地がある。個性重視は誤っていないのではと。 貝塚茂樹。臨時教育審議会答申が示した自由化多様化の模索。学校選択の自由化。ゆとり路線に対する学力低下批判。学習指導要領は学力重視に…

思いやりのなさ。

俗に「思いやり予算」と言われる予算がある。在日米軍の駐留経費で防衛省の予算で日本側が負担するもの、とされる。ただどの範囲を「思いやり予算」に含めるかは食い違いがある場合も。アメリカの要求で日本側が負担するから「思いやり」とつけられている。…

株式投資についての雑感。

今日の朝のentryは日本人の現金志向についての話を書いた。最後に日経平均株価はバブル期での最高額を上回っていないと書いたが、TOPIXという指標では、バブル期を既に上回っている。アベノミクスの効果であるとされている(勿論アベノミクスで経済の何もかも…

日本における心理臨床に関する資格の歴史と現状(心理臨床における法と倫理第14回)

法学部出身だが異様にややこしくなっているというのが感想。行政が絡むとどうしてもそうなってしまうのか。 津川律子。日本における心理臨床に関する資格の歴史と現状。臨床心理の資格。公認心理師法も。心理臨床において資格が必要な理由。自分はどんな職業…

不決断。

日本人は現金志向が強いとされている。今は預金の利率が低い状況になっているが、それほど現金志向で無くなっているとは言い難い。そして昭和の後期(1970年の大阪万博以降)では利率はもっと高かった。ある意味で決断をしないで漫然と普通預金に現金を貯め…